女が立ち上がらなければ、男女格差は是正されない。
当たり前の話・・・
昔もいた。平塚雷鳥、市川房枝
平塚 らいてう(ひらつか らいちょう、本名:平塚 明(ひらつか はる)、1886年(明治19年)2月10日 - 1971年(昭和46年)5月24日)は、日本の思想家・評論家・作家・フェミニスト、戦前と戦後に亘(わた)る女性解放運動・婦人運動の指導者。
平塚は、特に、大正から昭和にかけ「婦人参政権」の獲得に奔走したことで知られる。結局、その実現は、軍国主義を突き進む日本を倒した連合国軍の占領政策実施機関GHQ主導による「日本の戦後改革」を待たざるを得なかったが、戦後は、婦人運動、反戦・平和運動を推進した。
1911年(明治44年)9月、雑誌「青鞜」発刊を祝って、平塚が寄せた文章の表題『元始、女性は太陽であった』は、その後、女性の権利獲得運動を象徴する言葉の一つとして、永く人々の記憶に残ることとなった。[2]
市川 房枝(いちかわ ふさえ、1893年〈明治26年〉5月15日 - 1981年〈昭和56年〉2月11日)は、日本の婦人運動家、政治家(元参議院議員)。
愛知県中島郡明地村(後の朝日村→尾西市。現在は一宮市)生まれ。戦前と戦後にわたって、日本の婦人参政権運動(婦人運動)を主導した。1981年(昭和56年)2月に尾西市(現在の一宮市)の名誉市民となる。1981年(昭和56年)参議院永年在職議員表彰を受ける。
元首は英エリザベス女王で代理のブライス総督も女性。首相は女性初のギラード氏。国のトップ3が女性のオーストラリアには、女性地位担当大臣や女性大使など耳慣れない肩書が多い。だが民間企業の男女格差は大きく、真の平等を掲げて女性たちが奮闘中だ。
「正直、とてもがっかりしている。これほどひどいとは思っていなかった」
オーストラリア政府の機関である職場における男女平等局のヘザー・ゴードン教育部長は、昨年11月に発表した「女性管理職調査 2012」の結果を手に、ため息をついた。
上場企業の上位500社で社長や取締役などのポストにどれだけ女性がいるか調査したところ、最高経営責任者(CEO)は12人のみと判明。重役レベルでも9・2%にとどまった。
同部長は「女性が首相を務める先進国として、非常に恥ずかしい状況だ。民間企業が男女均等のネックになっている」と嘆いた。
労働人口の5割近くを女性が占める豪州だが、管理職が極端に少ないことが近年、問題視されるようになった。子育てや親の介護が影響しているとみられる。
男女平等政策に本腰を入れる政府は、まずは足元からと、「男女の幹部職を4割ずつ」を目標値に設定。昨年末時点で女性の割合が38・5%に達した。これを民間で浸透させることが最大の課題だ。
豪州人権委員会で07年から性差別禁止コミッショナーを務めるエリザベス・ブロデリックさんは、財界トップや国軍幹部ら24人の男性を集めた女性支援団体、男性の変革チャンピオンを発足させた。現状認識から目標設定、登用までを段階に分け、「ゲーム開始」「真剣な練習」などスポーツのようなプログラムを作った。メンバーの社長が率先して新卒女性の雇用を推進し、育児休暇制度を手厚くした結果、女性管理職が3割近くに達した企業も。
ブロデリックさんは、「男性は競争心が強いので、『あのライバル社の女性管理職が2割なら、うちは3割に』などと盛り上がったみたい」と笑う。
■外務省に担当大使
男女平等のシンボルは、10年に女性初の首相となった労働党のジュリア・ギラード氏(51)だ。英国ウェールズからの移民で労働階級出身、元美容師との事実婚など、古い支配層とは異なる経歴を持つ。
昨年末の議会で、野党保守連合からスキャンダル疑惑を徹底的に追及された。20年前の弁護士時代に「元カレ」だった労組幹部が横領事件の当事者となり、交際時にどこまで知っていたかが焦点に。首相は議場で「何も間違ったことはしていない」と繰り返した。
性や人種などの差別に関して企業に助言する非営利組織、豪州多様性協議会のナリーン・ヤング代表は「首相が男性で元カノが横領したのなら、話題にもならなかったはず」と話す。男性優位社会の背景には、英植民地だった歴史があるとみる。「白豪主義の終わりから多文化国家への切り替えまでにかかったのは30年程度。忍耐強く意識を変えていくしかない」
ギラード首相は約1年半前、外務省内に女性と女子のためのグローバル大使を新設した。初代のペニー・ウィリアムス大使は、「女性のネットワークを通じて地域での存在感を高めていきたい」と話した。
「最悪のボーイズ・クラブは財界」と話すのは、豪州女性商工会議所のヨランダ・ベガ代表だ。「198年の歴史を持つ豪州商工会議所の理事会に女性会員が皆無だなんて」と、2年前に発足させた。
世界経済フォーラムが発表した昨年の男女平等ランキングで、豪州は135カ国・地域中25位(日本は101位)。欧米やアジア太平洋地域でもフィリピンに後れをとった。4分野で格差を指数化したうち、「経済活動の参加と機会」や「政治への関与」が低かった。
(シドニー=郷富佐子)
http://digital.asahi.com/articles/TKY201303040679.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201303040679
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