われわれはどこから来たか? 何者か? どこへ行くか?
宇宙の原理(物理学) > 自然の摂理(生物学) > 生存権(文化人類学)
天気は主に宇宙の原理であるが、生態系も天気に影響を及ぼしている。自然の摂理は宇宙の原理に包含される。
宇宙(うちゅう)とは、以下のように定義される。
あらゆる存在物を包容する無限の空間と時間の広がり[1]。あらゆる物事(森羅万象)を含む全ての存在。
コスモス(en:Cosmos)。哲学や宗教など、何らかの観点から見て、秩序をもつ完結した世界体系。
天文学的にみた宇宙(en:Universe)。この意味では、「観測可能な宇宙」を指すこともあり、「観測可能な空間」の外側に広がる3次元空間的に繋がった広大な宇宙全体を指すこともある。
上記のように3次元的につながった空間だけではなく、物理的につながった平行宇宙をも含めた物理空間。複合的宇宙もしくは多元的宇宙という意味で、マルチユニバースもしくはマルチバース(Multiverse)と呼ばれる。単一宇宙と区別して複合宇宙全体を指す場合には特にオムニバース(Omniverse)ともいう。
宇宙空間(en:Outer space)。地球の地上約100km以上、上空の空間を指す便宜的な定義[2]。
生物分類学におけるドメイン(英: domainドメイン、羅: regioレギオー)とは、界よりも上の、最も高いランクの階級である。この階級における分類は、基礎的なゲノムの進化の違いを反映して行われる。3ドメイン説においては、真核生物ドメイン、真正細菌ドメイン、古細菌ドメインの3つのタクソンがこの階級に位置づけられる。
日本語では、中国語に由来する「域」あるいはregio/domainを直訳した「領域」と呼ばれることがある。英語では他にempire(エンパイアー)、superkingdom(スーパーキングダム)、またラテン語でこれらに対応するimperium(インペリウム)やsuperregnum(スぺッレグヌム)も時に使用される。
この階級の新設は、これまでの分類の最も高い階層である界が本来は植物と動物を分けるために設定されたものであったことに由来する。様々な生物の発見により、この分類は改変を受けてきた(五界説を参照)が、原核生物と真核生物の差が、真核生物内部での植物と動物の差より大きいものと考えられるようになったこと、また古細菌の発見によって原核生物内の多様性が想像以上に大きいことがわかってきたことによって、界より上のランクを設定した方がよい、との判断が生まれてきたことによるものである。
生物の最高ランクの分類はいくつかのやり方が提案されている。3ドメイン説以外には、最上位の分類を原核生物帝と真核生物帝の2つのインペリウム(帝国)に分ける二帝説がある。
2011年になって、ウイルスの分類において分類されている階層不明の巨大核質DNAウイルス (Nucleocytoplasmic large DNA viruses) は、第4のドメインである可能性も示唆されている[1]
ホイタッカーはコープランドの体系にも触れ、そこで菌類の方向性が無視されていることなどを批判した。その上で、彼自身の五界説を示している。おおよそは以下のようなものである。
モネラ界 Kingdom Monera
原核生物の細菌類及び藍藻類(当時はまだ古細菌は出ていない)
原生生物界 Kingdom Protista
真核の単細胞生物、あるいは単細胞の集団と見なせるような多細胞生物も含む。ミドリムシ・黄金色藻類、サカゲカビ・ネコブカビ類、胞子虫、動物性鞭毛虫、根足虫、繊毛虫など。
植物界 Kingdom Plantae
真核の多細胞生物で、細胞壁があり、光合成をする。組織は分化する。生活環は往々にして単相と複相が交代する世代交代がある。紅藻類、褐藻類、緑色植物。
菌界 Kingdom Fungi
真核の多細胞生物で、細胞壁はあって動かないが光合成は行わない。表面で吸収する形で栄養摂取する。菌体は下等な群では単相、高等なものでは二核相が主である。粘菌類、鞭毛菌、接合菌、子嚢菌、担子菌。
動物界 Kingdom Animalia
真核の多細胞生物で、細胞壁、光合成機能を欠く。栄養摂取は体内の空間での消化吸収による。組織の分化の程度は他の界よりはるかに高度で、感覚、運動、伝達の構造が発達する。単相の状態は生殖細胞以外ではほとんど見られない。中生動物、海綿動物、後生動物。
生物多様性 (せいぶつたようせい、英語 'biodiversity', 'biological diversity') とは、生態系・生物群系または地球全体に、多様な生物が存在していることを指す。
生物多様性の定義には様々なものがあるが、生物の多様性に関する条約では「すべての生物(陸上生態系、海洋その他の水界生態系、これらが複合した生態系その他生息又は生育の場のいかんを問わない。)の間の変異性をいうものとし、種内の多様性、種間の多様性及び生態系の多様性を含む」[1]と定義されている。
文化人類学(ぶんかじんるいがく)は、人間の生活様式全体(生活や活動)の具体的なありかたを研究する人類学[1]の一分野である。
人類学は一般に、人類の進化や生物学的側面を研究する自然人類学と、人類の社会的・文化的側面を研究する文化人類学 (Cultural Anthropology) あるいは社会人類学 (Social Anthropology) に大別される。文化人類学の名称はアメリカにおいて用いられ、イギリスおよび多くのヨーロッパ諸国では「社会人類学」の名称が用いられてきた。他のヨーロッパ諸国や日本においては民族学(英語圏での Ethnology、ドイツ語圏での Ethnologie)の名称も用いられている(民族学を一分野とする場合も多い)。民俗学(Folklore)もまた隣接分野として共通の研究テーマを共有することが多い。
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