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2012年11月3日土曜日

テレビがバカを大量生産した


ネットは無料の前に、テレビは無料でしょ?

テレビがバカを大量生産した・・・

 「ネットは無料」という意識が定着しているので、まずユーザーはお金を払うことに大きな抵抗がある。お金を払って記事を読む習慣がありません。


だれが、バカを大量生産したか?

大人です。教育とマスメディアの責任は重大です・・・


ナイジェリアのアシャの歌詞はレベルが高い。ヨーロッパでブレークした。

日本の歌はレベルが低い。グローバルの大人に受け入れられるものは皆無です・・・

日本人がグローバルに発信しているのは? コスプレ、マンガ・・・

餓鬼相手の情報発信です・・・


とにかく、多くの日本人は先進国の人間だと思えません。

 なんでそんなものにと思うかも知れませんが、思う方がおかしい。パチンコ屋に朝から並び、おバカタレントの珍回答に大喜びしている日本人がなんと多いことか。各社の社説に関心があるなんて人の方がマイノリティーです。


バカとの戦いは、ネットに限ったことではない。テレビでも、出版でも、同じ・・・

朝日ジャーナルは廃刊した・・・

 私は、ネットにニュースをアップする編集者です。言葉は悪いですが、あえて言います。日々の仕事は、押し寄せるバカとの闘いです。恐ろしいことに、ネットはバカに発信力を与えてしまった。こちらのちょっとした物言いに「傷つく人がいたら、どうするんですか!」と妙な義憤にかられて怒る。騒ぎに便乗し、サイトを炎上させて喜ぶ。以前は無視しとけばよかったが、今はバカの意見が拡散する。結局、まともにやってるこっちが謝罪するはめになる。



■中川 淳一郎さん=ネットニュース編集者
 先月末、元AKB48の前田敦子がツイッターを始めたところ、あっという間に何十万ものフォロワーがつきました。元モーニング娘。の辻希美のブログには、何万人もの読者がついています。
 一方、2008年に朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞が立ち上げた「あらたにす」というサイトは、今年2月末に閉鎖されました。1面の記事や社説を読み比べできるのが売り物でしたが、世の中の人は、社説より女性タレントのつぶやきに関心があるんです。
 なんでそんなものにと思うかも知れませんが、思う方がおかしい。パチンコ屋に朝から並び、おバカタレントの珍回答に大喜びしている日本人がなんと多いことか。各社の社説に関心があるなんて人の方がマイノリティーです。
■1円の壁は厚い
 私は、ネットにニュースをアップする編集者です。言葉は悪いですが、あえて言います。日々の仕事は、押し寄せるバカとの闘いです。恐ろしいことに、ネットはバカに発信力を与えてしまった。こちらのちょっとした物言いに「傷つく人がいたら、どうするんですか!」と妙な義憤にかられて怒る。騒ぎに便乗し、サイトを炎上させて喜ぶ。以前は無視しとけばよかったが、今はバカの意見が拡散する。結局、まともにやってるこっちが謝罪するはめになる。
 私はもう、良質な客を相手に格調高いコンテンツを提供しよう、などと考えるのはあきらめました。まぁ、私もバカのひとりだし、ネットは暇つぶしでもあるから、もっと気軽なB級ネタを出すように心がけています。絡んでくる人がいても、ページビュー(PV)を稼いでくれる、いい客だと思うことにしています。
 PVを稼げるのは、最近、話題になったもので言うと、男性器の大きさの国際比較とか、タレントの有吉弘行が「年収5億円」という報道に反論したとかいった記事です。読んでもらうためには、女性タレントのブログやツイッターにコメントを寄せて喜んでいる人たちが食いつくレベルまで下げること。たとえ、それが下品であってもB級に徹することです。
 「ネットは無料」という意識が定着しているので、まずユーザーはお金を払うことに大きな抵抗がある。お金を払って記事を読む習慣がありません。サイトの信用性に対する恐怖感とか、登録入力手続きの煩雑さとか、さらなる壁もある。300円か500円かという価格設定の問題じゃなくて、0円を1円にすることが、どれだけ大変か、ということです。課金収入は柱にならないと思います。
■収入の柱は広告
 有料メールマガジンで成功している例があるだろう、と言われるかもしれませんが、あれは有名人や芸能人のファンクラブ会報紙のようなものです。スタッフ3人で3千部売れたらペイする。そんなレベルです。あとエロ。電子書籍の隠れたベストセラーはボーイズラブ、いわゆる少年同士の性交を描く小説や漫画です。書店で買うのが恥ずかしいものをこっそり買うんでしょう。いずれにしても、今は大メディアが社運を賭けてまで取り組むものじゃありません。
 では、何を収入の柱にするかというと、昔ながらの広告だと思います。昨年、インターネット全体の広告費は約8千億円でした。新聞が約6千億円ですから、企業が広告媒体としての価値が大きいと見ていることは間違いない。つまりPVをいかに多くするかが最も重要で、部数や視聴率によって媒体価値を高めるという新聞や雑誌、テレビと同じビジネスモデルに立ち返る必要があるでしょう。
 ただサイトによっては、1本の記事を分割したり、1枚の写真を拡大表示させたりしてPVを稼いでいるところもあります。そんな水増しのような形も少なくない。ひとつのコンテンツの良しあしが、正確にPVに反映するよう見直す必要はあります。
 私の携わっているサイトは、運営会社の社員とバイト数人、外注先の編集者の私で、月に億単位のPVを稼いでいます。しかしバナー広告を1回表示させて0.1円が相場です。1千万回の表示で100万円。ネット空間でニュースや言論を大きなビジネスに育てることは、やはり極めて難しいと思います。(聞き手・秋山惣一郎)
     ◇
 なかがわ・じゅんいちろう 73年生まれ。97年、博報堂に入社。01年に退職し、テレビ雑誌の編集を手がける。06年から現職。著書に「ウェブはバカと暇人のもの」など。

http://digital.asahi.com/articles/TKY201211030113.html?ref=comkiji_txt_end_t_kjid_TKY201211030113

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