第3極は、切り札を持つということ・・・
日本維新の会の松野国会議員団代表は、記者会見で、衆議院の早期解散を想定して、1か月後をめどに、国会議員団として政権公約案を取りまとめ、大阪の党本部と調整を行う考えを示しました。
日本維新の会は、ことし8月にまとめた基本政策「維新八策」を基に、次の衆議院選挙の政権公約を取りまとめる方針で、衆・参合わせて9人の国会議員団は11日、政策調査会の初めての会合を開き、本格的な議論を始めました。
これについて、松野国会議員団代表は、記者会見で、「民主党内では、今後、1か月程度でマニフェストをまとめるという話が出ている。われわれも、おおむね1か月後をめどに、『維新八策』をベースに公約案をまとめたい」と述べ、1か月後をめどに、国会議員団として政権公約案を取りまとめ、大阪の党本部と調整を行う考えを示しました。
また、松野氏は、日本維新の会に参加するため、みんなの党に離党届を提出した参議院議員3人が、みんなの党の会派からの離脱を認められていないことについて、「できれば円満に解決したいが、かなわない場合には、参議院議院運営委員会などの場で働きかけなければならない」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121011/t10015672881000.html
切り札(きりふだ)
意義素・用例 類語・縁語
トランプ・ゲームなどにおける切り札 (強力な)持ち札 ・ 手札 ・ 最強のカード ・ エース(のカード) ・ オールマイティ ・ (~の)トラの子 ・ 最後のカード ・ (大)逆転カード(を切る) ・ 隠し球 ・ 秘密兵器 ・ 飛び道具(を取り出す)
交渉・説得などにおける切り札 (~が)決め手 ・ 決めワザ ・ 奥の手(を出す) ・ ここぞというときの~ ・ 取っておきの~ ・ (~という)殺し文句で ・ (~が)力になる ・ 強みとして~ ・ (~という)決定的カード(がある) ・ (~を可能にする)特効薬 ・ (ピンクのスーツが)勝負服 ・ アメとムチ
戦い・取引などにおける切り札 最後の手段 ・ 最後のよりどころ ・ 磐石の武器 ・ 神通力(のある) ・ 必殺ワザ ・ オールマイティの取引材料 ・ 決めワザ ・ 決めダマ ・ (伝家の)宝刀(を抜く) ・ (~を)テコとして~ ・ 「(~があれば)鬼に金棒」 ・ 「(~という)人質(が取ってある)」
キャスティング・ボート、キャスティング・ヴォート(英:Casting vote)は、少数勢力が影響を及ぼすこと。「キャスティングボード」は誤記(voteは投票、賛否表示の意味)。
本来の意味は議会において法案や予算案、首班指名などが可否同数の場合、議長の職権で可否を決めることをさす。転じて2大勢力が拮抗しいずれも過半数を制することができない場合、第三の勢力が事実上の決定権を行使できる立場になることをさす。
このようなキャスティング・ボートを握る政党は拮抗する両勢力に対し非常に強い立場に立ち、しばしば二大勢力から様々な有利な取引の持ちかけが行われる。
日本では、国会において二大政党の勢力が拮抗している時の少数政党や、政党(主に自民党)内における二大派閥(勢力)以外の派閥(勢力)が、いずれかの陣営に付くことで政局の動向を左右できる場合に「キャスティング・ボートを握っている」という風に使われる言葉である。具体的には、政党色が強まる前の参議院では緑風会が最終的にキャスティング・ボートを握る場面が出てきたことがあり、55年体制下において公明党・民社党がこのキャスティング・ボートを握っており、55年体制の崩壊直後(宮沢内閣の衆議院解散により自民党が過半数を割り、自民党中心の政権か、非自民政権かの選択が分かれたとき)は日本新党・新党さきがけがキャスティング・ボートを握り、細川護熙が首相となり、武村正義が内閣官房長官のポストを得た。1998年の自民党が参議院で過半数を割れて以降は公明党がこれを握っていると言われた。また、2009年から2010年まで民主党政権が誕生し、国民新党や社会民主党がキャスティング・ボートとして扱われるケースがある。2010年参院選後は、公明党とみんなの党がキャスティング・ボートを握ると目されている。
旧西ドイツでは、自由民主党(FDP)がキャスティング・ボートを握り、保革の二大政党であるキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)、ドイツ社会民主党(SPD)のどちらかと連立政権を組んで、戦後のほとんどの期間政権に参加し続けていた。特にFDPのキャスティング・ボートが顕著に現れたのが1982年にSPD・FDP連立のシュミット内閣が倒された時である。この時FDPはSPDと連立を解消し、CDU/CSUと連立を組むことによって連邦議会内の勢力を逆転させ、コール政権を誕生させている。
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