【東野真和】「漁協が破産したのか」。岩手県大槌町役場や「新おおつち漁協」に9~10日、横浜など町外の支援者から問い合わせが相次いだ。1月に破綻(はたん)した旧漁協の「大槌町漁協」が、破産手続きを申請したことが、インターネットのニュースなどで流れ、新漁協が破綻したと勘違いされたためだ。
碇川豊町長は、10日の新漁協との懇談会で騒動に触れ「誤解。気にせずやっていこう」と呼びかけた。
町役場などには支援者から「援助してきたのに、今後どうなるのか」といった電話がかかり、町民らにも「再生したばかりなのに」とうわさが流れた。
「大槌町漁協」は、組合長や理事を一新した「新おおつち漁協」に漁業権を移し、魚市場などの主要施設は町に移管されている。「新おおつち漁協」は定置網を再開し、今年度は黒字見通しを立てた。
旧漁協は借金の整理方法を協議していたが、一部債権者の理解を得られなかった。そのため、今月5日、盛岡地裁に破産手続き開始の申し立てをしていた。
http://www.asahi.com/national/update/1010/TKY201210100501.html
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