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2012年10月11日木曜日

スペイン国債格下げ


信用=マネー

ギリシャやスペインなど、観光に頼ってきた国が危うい・・・

ヨーロッパの信用不安が続くなか、大手格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズは、10日、財政状況が厳しく、EU=ヨーロッパ連合などにさらなる支援要請をするかどうかが焦点になっているスペインの国債の格付けを2段階引き下げました。

発表によりますと、スタンダード・アンド・プアーズは、スペイン国債の格付けについて、「BBB+」から「BBBー」へと2段階引き下げました。これは、「投機的」とされる水準のわずか1段階上で、大手格付け会社の「ムーディーズ」と同様の位置づけです。
格下げの理由について、会社側は、景気の落ち込みが深まっていることや、失業率の悪化や緊縮策が社会的な不満を増大させたり中央政府と自治州とのあつれきを深めたりしかねないことなどを挙げ、今後の見通しについても「ネガティブ」と、さらなる格下げがありえるとしています。
スペインは、多額の不良債権に苦しむ国内の銀行の資本増強に充てるため、ことし6月、EUに支援を要請しました。しかし、その後も、財政難の自治州が相次いで国に支援を求めるなどしたため、国の財政への懸念が続いており、さらなる支援をEUなどに要請するかどうかが、ヨーロッパの信用不安問題の大きな焦点になっています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121011/t10015658301000.html

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