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2013年1月5日土曜日

日銀総裁へ


「金流」の問題点は、何ですか?

 日本銀行と外国人投資家が持つ日本国債の量が、今年9月末でそれぞれ過去最高になった。日銀の保有残高は初めて100兆円を突破。国の借金を日銀が支える構図が強まる一方、「逃げ足」の速い外国人のお金も流入。ひとたび財政不安になれば、国債が一斉に売られるリスクが徐々に高まっている。
 日銀が21日に発表した資金循環統計(7~9月)によると、日銀の9月末時点の国債の保有残高は104兆9250億円。前年比で22.0%伸びた。国債発行残高(約948兆円)に占める割合も11.1%で過去最高だった。
 日銀の保有割合が伸びたのは、金融緩和のために銀行から国債を買い入れて市場にお金を流しているためだ。2000年代半ばにかけては、世界的に景気がよかったため、国債の購入が減っていたが、08年秋のリーマン・ショック後、また増えてきた。
 一方、外国人の保有残高は85兆8504億円で、前年より1割増。05年末には4.4%だった保有割合は2倍以上の9.1%に。金融危機の影響で、比較的安全とされる日本国債にお金を移しているためだ。
 ただ、外国人は、損が出そうだと判断すれば、すぐにお金を引き揚げる傾向が強い。先進国で最悪水準の日本の財政への不安が広がれば、一気に国債を手放す恐れがある。大量に国債をもつ日銀の資産が目減りして円の信用が落ち、さらに国債の買い手がつかなくなる悪循環に陥りかねない。
 自民党の安倍晋三総裁は金融緩和の強化や、財政出動による景気対策を打ち出している。SMBC日興証券の岩下真理氏は「安易に国債の買い入れを増やして、金利上昇時に日銀や金融機関が国債で損失を抱えるリスクを見落としてはいけない」と話す。

http://digital.asahi.com/articles/TKY201212211092.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201212211092

「金流」の問題点は何ですか?

 日本銀行が21日発表した7~9月期の資金循環統計(速報)によると、日銀が保有する国債の残高が9月末時点で前年比22.0%増の104兆9250億円となり、初めて100兆円を超えた。日銀が金融緩和のために国債の買い入れを増やしていることが理由だ。
 国債残高全体(948兆円)に占める日銀保有の割合は11.1%で、2006年3月末以来の高水準だった。日銀が約10日ごとに発表している別の統計(営業毎旬報告)によると8月31日時点で100兆円を突破、12月10日時点で113兆7214億円に達している。
 また、外国人投資家の国債の保有割合が9月末時点で9.1%と過去最高を更新した。残高も前年比11.1%増の85兆8504億円で過去最高だった。世界経済が減速し、損をするリスクが小さいとみられている日本国債に投資資金が集まったためだ。
 一方、個人の金融資産は1509兆6129億円と、前年より1.4%増えた。現預金も839兆6609億円と、同1.9%増えていた。

http://digital.asahi.com/articles/TKY201212210389.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201212210389

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