AH Japan検索

カスタム検索

2011年8月6日土曜日

関東南部も汚染がひどい

先日よりツイッター上で拡散されている放射線量の記事について確認が取れました。デマではありません。 (ブログ:News Spice) 関東南部もすごい数値…。

先日よりツイッター上で拡散されている記事について

もうありえない!東京も神奈川も3月すでに避難レベル? RT東京も注目!放射能はこれだけ降っている! by 文科省。 こんなデータを今頃出してくる文科省、殺人省!http://t.co/z57sH1c

のつぶやきが拡散されました。
これについて筆者が確認を取りましたが、ツイッターに添付されているファイルがJPGに加工され、同一の表題のファイルと内容が異なるため、情報提供を呼びかけたところ、有力な情報をいただきました。

ツイッターに添付された情報は、以下の文部科学省のPDFデーターをキャプチャーしたものであることが判明し、内容もここから抜粋されたものであることを確認しました。


文部科学省データーより
http://www.mext.go.jp/component/english/__icsFiles/afieldfile/2011/07/29/1307873_072914.pdf

他の文科省の発表しているデーターはマイクロシーベルトの単位で書かれてあります。

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/07/29/1309014_072914.pdf

問題の、データーに記載されているメガベクレル/平方キロメートル・月とはどのぐらいの数値になるのか検証しました。

ベクレルは一分間に崩壊する原子の数を表し、その毒性の強弱は表現されません。
シーベルトは人体に影響する度合いの単位で、7シーベルトが致死量とされています。3.5シーベルト/毎時であれば2時間で致死量になります。

ベクレルの数値に「実効線量係数」で乗算するとベクレルをシーベルトに換算できます。
ヨウ素131(I-131)の実効線量係数は2.2×10の-8乗(0.000000022)となっています。


これを元に問題の東京都新宿区の放射性ヨウ素 29000メガベクレル/平方キロ・月では、29000ベクレル/㎡×0.000000022=0.00638シーベルトとなります。

放射性セシウムcs134(実効線量係数1.9×10の-8乗)の東京都新宿区の数値 8500メガベクレル/平方キロ・月 では、8500ベクレル/㎡×0.00000019=0.001615シーベルトとなります。

放射性セシウムcs137(実効線量係数1.3×10の-8乗)の東京都新宿区の数値 8100メガベクレル/平方キロ・月 では 81000ベクレル/㎡×0.00000013=0.001053シーベルトとなります。

合計すると、少なくとも2011年3月の新宿で、0.009048シーベルトを浴びたことになります。

もし、この濃度で浴び続けると、773箇月(64.5年)で致死量になります。ただし、累積していきますのでこれより短くなるかもしれません。

また、民間のデーターではヨウ素131の累積が文科省の発表数値を大きく上回っており、3月から5月の累積でおよそ85000メガベクレル/平方キロとなっており、先の計算の3倍近くの数値になっている可能性もあります。

この計算で正確なのかどうかあまり自信はありませんが、数値についての説明は以上です。

文部科学省も数値だけ発表して説明責任を果たしたつもりでいるのは批判されるべきですね。

末筆ですが、情報をお寄せいただいた皆様にお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿