3月11日で、情報停止
カダフィ政権 ライフラインを空爆
3月11日 4時51分緊迫した情勢が続くリビアでは、カダフィ政権側が、反政府勢力が掌握している町の電気や水を供給する施設を空爆して破壊しており、一般市民の生活に影響を及ぼすライフラインの破壊に対して、国際社会から一層非難が高まることが予想されます。
リビアでは、戦闘機などの装備に勝るカダフィ政権側が、反政府勢力が掌握している中部の町ラス・ラヌーフに激しい空爆を続け、反政府勢力を東へと押し戻しています。また、首都トリポリ近郊のザーウィヤでも、連日空と地上からの攻撃を加え、ザーウィヤを制圧する勢いです。これに対し、反政府勢力側は、地上から高射砲などで応戦していますが、制空権を握っているカダフィ政権側が、上空からの攻撃によって戦闘を優位に進めているとみられています。こうしたなか反政府勢力の報道官は、10日、NHKの電話取材に対し「カダフィ政権側は、電気や水の供給施設、それに道路を攻撃の対象にしている」と述べ、政権側が町のライフラインを破壊していると非難しました。カダフィ政権側は、こうしたライフラインを破壊し、反政府勢力の補給路を断つことで、町の奪還に向け攻勢をかけるものとみられます。しかし、ライフラインの破壊は、一般の市民の生活にも大きな影響を及ぼすだけに、今後、最高指導者のカダフィ大佐に対する国際社会の非難と退陣に向けた圧力がさらに強まるものとみられます。
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