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2013年9月3日火曜日

脱原発への動き

■渡辺喜美・みんなの党代表

 自民党の総理経験者で、日米同盟重視を実践してこられた小泉純一郎元首相がフィンランドの核廃棄物最終処分場を視察され、「脱原発への意思が強まった」と発言した。「いまゼロと方針を打ち出さないと将来ゼロにするのは難しい。総理が決断すればできる」とも小泉氏は発言している。小泉氏による原発ゼロ宣言を高く評価したい。(党役員会のあいさつで)



水素経済への移行・・・

 8月下旬、デンマークのロラン島を訪ねました。前回に引き続いての報告です。

 ロラン島で子育てをしながら環境政策をレポートするニールセン北村朋子さんにコーディネートしてもらいました。島の東西南北を駆け回る内容の濃い視察でしたが、彼女はひっきりなしに打ち合わせの電話を受けていました。

「9月に入ってから根本匠復興大臣、その後に甘利明経済再生大臣、さらに他の閣僚の方もロラン島を訪問されることになっていて、連絡がひっきりなしなんです」

 首都コペンハーゲンから車で2時間半、自然エネルギー活用の先端地であるロラン島に、日本からの注目が集まっているのは間違いないようです。

 ロラン島は、安定した風が吹いてくる地域とはいえ、風が強い日も弱い日もあります。余剰電力を蓄えておく技術は自然エネルギー安定供給の鍵になります。

 そこで、意欲的な実験が行なわれています。水を電気分解して水素を取り出し、貯蔵したタンクから地域に供給することで家庭用燃料電池を稼働させるという試みです。「水素H2インタラクション」には、イタリアで製造されている電気分解の設備やタンクが使われています(写真)。実際に水素の供給を受けている家では、かつて造船所で働いていたという81歳の男性が「とても快適だ。便利だし、使い方も簡単だ」と自慢げでした。

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