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2012年12月27日木曜日

八方ふさがり


日本の現状は、八方ふさがり・・・

国会の混迷は続く。参議院選挙で、自民党が勝とうが同じこと・・・

内政の問題もあるが、外交の問題はさらに大きい・・・

外交の問題を解決する能力は、今の政治家にあるの?

第2次安倍内閣に対して、各党からは「改革に取り組み、景気対策や社会保障の安定化などで結果を出すことが重要だ」という意見が出された一方、「新内閣の顔ぶれを見ると改革が進むかどうか疑問だ」という指摘も出されました。

このうち、▽自民党の石破幹事長は「非常に感慨深いものがある。自民党は3年4か月前に下野して以来、改革に取り組み衆議院選挙で多数の議席を得た。自民・公明両党の政権にしてよかったと有権者に言っていただけなければ申し訳ないという緊張感でいっぱいだ」と述べました。
そのうえで石破氏は、今後の国会対応について、「政策ごとにすべての党に対して丁寧に説明し、野党の主張も取り入れる形で、誠心誠意、国家国民のためにやっていきたい。民主党の海江田代表は、野田前総理大臣の姿勢に批判的な人たちが中心となって選出されたとは思うが、政策ごとに協調態勢を取ることは可能だと思っている」と述べました。
▽連立政権を組む公明党の山口代表は「参議院では、決戦投票によって安倍総理大臣が指名された経緯を重く受け止めて、連立政権の成果を出していきたい。景気対策や社会保障の安定化などに対応し、結果を出す政治、決断できる政治を行って、日本再建の成果を一刻も早く示すことが重要だ」と述べました。
▽民主党の海江田代表は「安倍総理大臣には国民のために良い政治を行ってもらいたい。われわれは、来年、党大会で、国会対応を含め、どう自民・公明両党に対じしていくか協議したい。社会保障と税の一体改革を巡る与野党協議もあるので、まずは正面衝突ではなく、こちらの考え方をぶつけていきたい」と述べました。
▽日本維新の会の石原代表は「衆議院選挙であれだけの議席をとったが、自民党はそんなに信用されていないし、変わっていない。安倍氏とは、自民党の総裁選挙の前に会談したが、相当強い勇気を持っていた。果たしてどこまでやってくれるのか、私はそれに期待するし、国会で審議が始まればダメを押していこうと思っている」と述べました。
▽みんなの党の渡辺代表は「安倍氏の病気はよくなったが、自民党の病気はさらに悪化した。新内閣の顔ぶれを見ても、改革が進むのかと非常に疑問に思う。安倍氏に改革マインドがあるのであれば我々は応援するが、逆行姿勢を取るならば、徹底して批判する」と述べました。
▽日本未来の党の嘉田代表は「人口減少は日本にとって最大のリスクなので、女性を閣僚に起用するのであれば、子育て支援策に本気で取り組んでほしい。また、原子力政策は地震列島の日本でどのように進めるのか、逃げずに取り組んでほしい」と述べました。
▽共産党の志位委員長は「国会では、自民・公明・民主の3党を中心に消費税増税連合が作られている。増税連合、改憲連合に正面から対決して国民の利益を守り、野党としての仕事をしっかり果たせるのは共産党しかなく、大いに論戦していきたい」と述べました。
▽社民党の福島党首は「格差が拡大したり、原発が推進されたりするのではないかと、大きな危ぐを持っている。『憲法改悪突進政権』になる可能性もあり、戦後最大の危機だ。自民党は、脱原発を実現し、憲法9条を変えないでほしいという国民の思いを受け止めるべきだ」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121226/t10014457611000.html

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