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2014年2月12日水曜日

ひな祭り

内裏雛(だいりびな)あるいは親王(男雛、女雛)。それぞれ天皇、皇后をあらわす、正しくは親王と親王妃である。ただし、天皇にのみ許されている立纓の冠[2]を戴いている雛が多い。繧繝縁(うんげんべり)の厚畳の親王台が敷かれる。

三人官女(さんにんかんじょ)。宮中に仕える女官をあらわす、内1人のみお歯黒、眉無し。(既婚者を意味するが、生涯独身の女官の場合には年長者という意味であろう)

五人囃子(ごにんばやし)。能のお囃子を奏でる5人の楽人をあらわし、向かって右から、謡(うたい)、笛(ふえ)、小鼓(こづつみ)、大鼓(おおづつみ)、そして太鼓(たいこ)の順であり、右から楽器が小さい順番に並んでいる。能囃子の代わりに5人、又は7人の雅楽の楽人の場合もあり、向かって右から、羯鼓、火焔太鼓、笙、篳篥、横笛 の順に並べる。

随身(ずいじん、ずいしん)。通称右大臣と左大臣。向かって右が左大臣で年配者、向かって左が右大臣で若者である。いずれも武官の姿であり、正しくは近衛中将または少将である。矢大臣も参照。

仕丁(しちょう)あるいは衛士(えじ)。従者をあらわし、通常3人1組である。それぞれ、日傘をかざしてお供する係、殿のはきものをお預かりする係、雨をよける丸い笠(かさ)を竿(さお)の先にのせてお供する係を分担している。向かって右から立傘(たてがさ)、沓台(くつだい)、台笠(だいがさ)の順に飾る。怒り、泣き、笑いの表情から、三人上戸(じょうご)の別称もある。月代を剃っていることが多い。

メーカーによっては、以下の追加がある

三歌人(柿本人麻呂、小野小町、菅原道真)
能の鶴亀
稚児2名
三賢女(紫式部、清少納言、小野小町)
「内裏雛(だいりびな)」とは雛人形の「男雛」と「女雛」の一対を指し、男雛を「お内裏様」、女雛を「お雛様」と呼ぶのは、サトウハチローが作詞した童謡「うれしいひなまつり」の歌詞から広まった誤用ともされる[3]。

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