自然淘汰、適者生存。
一度、進化が遅れたら、なかなか追いつけない。
Applied Physicist Aoyagi YoSuKe
物理学
物理学はギリシャ哲学に端を発する。自然の摂理の探求から始まった。
無知の知 - ソクラテス
無悟の悟 - 一休
無心の心 - 道士、老師、仙人
コペルニクスの地動説は天地動説をもって、その観点は必ずしも正しくないという見解をだした。
融合方程式
時は前にしか進まない。エネルギーの不可逆遷移過程である。時空の存在理由は不明である。創造主が創ったとしか言いようがない。生命の誕生は神秘である。物質に複雑化する性質があるのだろう。四つの力と関係している。引力、電磁力、強い核力、弱い核力。まだ発見されていない第五の力があるかもしれない。
○胡蝶の夢とマトリューシカの夢
荘子の胡蝶の夢は相対的二重世界を表している。
「荘周が夢を見て蝶になり、蝶として大いに楽しんだ所、夢が覚める。果たして荘周が夢を見て蝶になったのか、あるいは蝶が夢を見て荘周になっているのか。」
マトリューシカの夢は夢幻であり無限的多重世界を表している。
「マトリューシカの夢の中で、マトリューシカが夢を見ていた。そのマトリューシカの夢の中でマトリューシカが夢を見ていた。そのマトリューシカの夢の中でマトリューシカが夢を見ていた・・・」
存在とはエネルギーが形象化された現象である。時間とはエネルギーの遷移である。そして、宇宙はエネルギーの連鎖で形成されている。なおかつ、その連鎖は不可逆過程である。空間はエネルギーの相対的関係から発生する。宇宙はフェノミナであり、部室もフェノミナであり、生命もフェノミナである。
太陽から、電磁波(光)によってエネルギーが伝播してくる。太陽自体は核融合反応をしており、その過程でエネルギーの一部が電磁波となり空間を伝播する。月は太陽の電磁波を反射している鏡のようなものである。火は化学反応で発生するが、その過程でもエネルギーの一部が電磁波となり空間を伝播する。
エネルギーが場を形成しフェノミナとして物質化し、フェノミナは場を通してダイナミックに干渉しあっている。宇宙はエネルギーがダイナミックに変化するフェノミナである。宇宙は生きている限り、真の意味でスタティックではない。
生命はエネルギーのひとつのフェノミナである。時空は重力場と電磁場を形成している。物質はフェノミナである。物質は4つの力を有している。引力、電磁力、強い核力、弱い核力。存在は時空の中で動的に流れているフェノミナを静的に捉えたものにすぎない。つまり、観測できたフェノミナを存在と呼ぶ。
引力は物質が持つ摩訶不思議な力、引きあうのみである。一方、電磁力は引力と斥力を持つ摩訶不思議な力。性質が同じものは反発しあう。性質が違うものは引きつけあう。
化学反応では質量不変の法則が成立する。火が発生するとき、光が見えるということは、光が電磁場を通じて伝播している。化学反応で発生した光エネルギー対して質量は減らない。これに対しては、化学反応により電子などのエネルギー順位の差が熱エネルギー、光エネルギーに変わったと説明される。物質に元来内包していたエネルギーが波となって放出されただけ。よって、質量は不変である。
宇宙は無限世界である。
老子の世界 - 虚無
【虚無】きょむ
[史記(太史公自序)]老子の説。有無相対を超越した境地。天地万物は一と称する認識を超越した本体より発生するが、それには形状がなく、見ようとしても見えず、聞こうとしても聞こえない。そこで虚無という。
【虚空】こくう
何もない空間。そら。仏典では、一切の事物を包容してその存在を妨げないことが特性とされる。
ライプニッツの予定調和は否定する。フェノミナが時空の中を動的に流れていくので調和して止まることはありえない。常に変化が続く。予定調和でなく、諸行無常、万物流転である。予定調和があるとすれば、それは宇宙の熱死である。複雑系の研究から生まれた部分の総和は全体を超えるという説も否定する。全体は部分の総和である。部分の総和が全体となるのはパーフェクトな場合のみである。ただ、人智ではすべての部分を見ることができないし、全体を正確に捉えることも不可能だ。一個の人体でも部分である。環境などと繋がっている。だから、部分の総和は全体を超えると思っていても良い。部分と全体は相補的に捉えれば良い。だが、部分に重きを置きすぎなので、ホリスティックな観点が重要だ。
全体がパワーアップするには、部分がいかにうまく繋がるかにかかっている。その個々の部分もさらに細かいフェノミナから構成されている。個々のフェノミナとしての部分自体のパワーアップも必要だ。ようするに、リレーショナル・フェノミナの質量問題だ。宇宙全体もフェノミナ、ある物質もフェノミナ、ある生命体もフェノミナである。パーフェクトなものがあるとしたら宇宙全体だけだ。人間が考えるパーフェクトなものは、ほとんどが仮想的なもの。カウントすること自体も仮想的なのである。完全な直線などもともと存在しない仮想的なもの。地球の公転周期もゆらいでいる。原子時計でさえゆらいでいる。厳密な意味での正確な時間など人間には作り出すことができないのである。
時空を含め、宇宙はフェノミナの複合体なのである。揺れている、振動しているのである。エネルギーとは波である。物質とは波がフェノミナとして顕在化しただけのもの。生命も同様のもの。タバコの煙の粒子一個(厳密な意味では捉えることは不可能)は時空を持つ物質である。個々のフェノミナ自体が時空を持ち、それらが織りなして宇宙全体がひとつのフェノミナとなっている。
存在とはフェノミナをスタティックに捉えたものである。ところが、宇宙にはスタティックなものなどない。フェノミナはダイナミックである。生とはあるフェノミナが発生すること、死とはそのフェノミナが解体して個々の小さなフェノミナに分散すること。よって、死もスタティックではない。個々の小さなフェノミナに分散するがフェノミナ自体はダイナミックなのである。生命体の形態をしたフェノミナは他のフェノミナに影響を及ぼす。たとえ、生命体の死が訪れても、生命体としてのフェノミナが他のフェノミナへ及ぼした影響は消滅しない。脈々と連なっている。
シンクロニシティ(Synchronicity)が発生すれば、場合によっては大きな力になり得る。
アバランシェ
雪崩
地震
活火山
雷
磁気嵐
タイフーン
ハリケーン
サイクロン
渦
竜巻
連鎖反応
大爆発
核爆発
人体自然発火現象
テレポート
生命が織り成す偉大さはフェノミナが関連して創り出される。フェノミナが絡んだものをリレーショナルフェノミナと呼ぶ。リレーショナルフェノミナが同期するとシンクロニシティが発生する。このような現象のうち特にノーマルでない現象を超常現象と呼ぶ。超常現象(Paranormal Phenomena)が存在することは明らかだ。
ESP(Extra-Sensory Perception)
幽霊 ただし、具体的には何か不明 ・・・フェノミナのひとつ
霊魂 ただし、具体的には何か不明 ・・・シンクロニシティを発生させる波動
UFO(Unidentified Flying Object)
波動(Wave)
エネルギー(Energy)
物質(Matter)
パウリの排他律とユングのシンクロニシティがセットだと考えられる。幽霊は微細なフェノミナがシンクロニシティにより凝結して大きなフェノミナとなったもの。霊魂はシンクロニシティを発生させる波動のひとつ。つまり、霊魂により幽霊が現れる。幽霊製造装置の原理を考えた。大まかに言うと、光速ワープの渦を作る。当然のことながら、局所的に時空のゆがみが発生する。トリガーは霊魂だ。それにより各々のフェノミナがシンクロニシティ状態になる。各々のフェノミナが渦を巻き、光速ワープする。時空もゆがむ。そして、幽霊ができる。
ニーナ・シモンの魂がマルチメディアに乗ってSantoGoldへ飛び火した。脳から脳へ飛び火する。魂から魂へ飛び火する。
生物学
一般的な観点からは、ダーウィンの進化論に異を唱えるつもりはありません。だが、自然淘汰、生存競争、適者生存は生命の神秘を無視した、あまりにも大雑把な理論だと思う。
【自然淘汰】(natural selection)
進化論の用語。ある種の個体間で、ある形質を持つ個体がそれを持たない個体よりも多くの子孫を残すことができ、しかもその形質が遺伝するなら、その形質が後の世代により広く伝わるようになること。このような過程が集積することによって適応的進化が生じたとするのを自然淘汰説という。ダーウィンが提唱。なお、現代では淘汰の単位として遺伝子や集団・種が想定されることもある。自然選択。
【生存競争】(struggle for existenceの加藤弘之による訳語)
生物のすべての種は多産であるので、生存して子孫を残すのは環境に対する適者であり、不適者はおのずから淘汰されるものと見られ、これを同種の競争とみなして、生存競争という。ダーウィンはこれに基づいて自然淘汰説を立てた。原義は生存闘争で、その場合には異種間の対立関係を含む。
【適者生存】(survival of the fittest)
(H.スペンサーの造語、井上哲次郎が訳語)
生物が、生存競争の結果、外界の状態に最もよく適したものだけが生存繁栄し、適していないものは衰弱滅亡すること。
【食物連鎖】(food chain)
生物が群集内で互いに捕食者・被食者(食う食われる)の関係によって連鎖的につながっていること。その連鎖が複雑な場合、食物網・食物錯雑ともいう。捕食連鎖・寄生連鎖、生食連鎖・腐食連鎖などに区別する。
物質化したエネルギーは4つの力を保有している。そして、互いに引き付けあう(場合によれば、反発する)。物質には複雑化していく傾向がある。この傾向は4つの力と関連しているはずである。ここに生命誕生の謎が隠されている。単純な物質に太陽エネルギーが触媒として作用し、物質は複雑化してして行った。青い水の星、奇跡の地球が誕生した。 そして、それらすべてを生命体として捉えたものがガイア(地球生命体)である。
原子 -> 分子 -> アミノ酸 -> タンパク質 ・・・ 生命の誕生 -> 微生物 ・・・ (進化論) ・・・ -> 植物・動物 -> より複雑な生命体 -> 哺乳類 -> 人類 -> ガイア -> 太陽系 -> 銀河系 -> 宇宙
タンパク質から、生命の誕生に奇跡の大飛躍がある。まさしく、神の領域だと思う。ニュートンに始まった機械論的宇宙とダーウィンなどを経て生命論的宇宙へと進化する。生命論的宇宙の解明はガイアが生命体として機能し続けていくカギである。
物質の複雑化とエネルギー
原子 分子 化合物 炭水化物 アミノ酸 たんぱく質 細胞 組織 臓器 生物
ウイルス - 単細胞生物
植物(光合成、寄生、捕食)
生物
動物(捕食)
何故、物質は複雑化するのだろうか。四つの力、つまり、引力、電磁力、強い核力、弱い核力の影響が考えられる。四つのが重力場、電磁場において物質に作用する。
太陽電池は光合成の一種である。光エネルギーを電気エネルギーに変換する物理反応だ。植物の光合成は光エネルギーを使って化合物を生成する化学反応だ。原子力は核分裂または核融合の結果、エネルギーが発生する原子核反応だ。火力は化学反応エネルギーであり、水力、風力は運動エネルギーであり、地熱は熱エネルギーである。われわれが使用しているエネルギーは運動エネルギー(熱も含む)、電磁エネルギー(光も含む)、化学反応エネルギー(火)、原子核反応エネルギーである。
医学
西洋医学はギリシャに始まる。その祖はヒポクラテスである。観察力が鋭かった。東洋医学は中国を祖とする漢方、インドを祖とするヨガなどがある。これらはチベットや朝鮮や日本などにも伝わり、アレンジされた。日本には鍼灸、整体などがある。
ストア派の代表論者はゼノン、セネカ、マルクス・アウレリウス・アントニウスなどだ。ストア派の倫理思想はアパテイアの境地を理想とする禁欲主義だ。これは、情念に動かされない状態を意味する。人間はコスモス(宇宙)のなかでロゴスを分有する存在である。古代ギリシアの貴族主義を超えて、普遍的な人間性を追求した。 この点から、ストア派をヒューマニズムの源流をなす。理性によってのみ捉えられ、あらゆる法律の上に立ち、すべての人間に 妥当すべき不文法という自然法の観念を唱えた。このようにストア派は内面的な探求の結果、人間の普遍性なる観念にたどり 着いた。
エピクロス派の論者はエピクロス、ルクレティウスなどだ。エピクロス派の倫理思想は快楽主義である。快楽は善であるが、快楽ならばすべて求めてよいというわけではない。 なぜならある種の快楽は苦痛をもたらすからである。 したがって最大の快楽とは、苦痛のない状態である。騒然とした政治社会に背を向け、親しい者だけの小さな集団の中で心安ら かに生きること(アタラクシア)を人生の幸福であると考えた。エピクロスは、デモクリトスの原子論的を採用し、この世に存在するものは 物体と空虚のみであると断じた徹底した唯物論者であった。 したがって死も恐れる必要はないと説いた。
○フロイトの精神分析
【Thanatos】タナトス、サナトス
①ギリシャ神話で、死を擬人化した神。
②死の本能。フロイトは生得的に生の本能と対立して死(破壊)への本能(衝動)をもつとした。
【Eros】エロス
①ギリシャ神話の愛の神。あらゆるものを統合化する力を擬人化したもので、アフロディテの子とされることが多い。ローマ神話のキューピッドと同一視される。
②愛、普通には恋愛・性愛の意味であるが、プラトンは肉欲から始まり、愛の上昇の種々の段階を説き、最高の純粋の愛は美のイデアに対するあこがれであるとし、エロスは真善美に到達しようとする哲学的衝動を意味すると説く。フロイトの精神分析では生の本能を指す。
【agape】アガペー
①神の愛。神が罪人たる人間に対して一方的に恩寵を与える自己犠牲的な行為で、キリストの愛として新約聖書にあらわれた思想。
②愛餐(あいさん)に同じ。
東洋医学は体全体の働きやバランスの調整を図る。予防医学や、慢性病の治療など、時間をかけて行う医療に向いている。以下は東洋医学の格言だ。
・医食同源
・病は気から
・毒と薬は紙一重
・病は患者が治すものである
チベット医学の5大元素は地、水、火、風、空である。ルンは人間の体の動きそのもの、血液の循環、呼吸、つばを吐く、喋る、考えごとをする、消化と排泄作用、月経や妊娠などを司る働きがある。さらに手足を伸ばすことなどもルンの働き。辛かったり悲しかったり、意気消沈したりすると、こころに深く作用し、体の中にあるルンが増大する。ルンの増大が原因で、バランスが壊れ、ルンと関係がある五臓六腑を攻撃する。ティーパは体の中で熱を作り出す。血の色、体液の色、あらゆる色を作る。ティーパが活発に活動すると勇気や自信が湧く。ペーケンは体の安定を保ち、睡眠の調整、体の湿った部分、関節の働きなどをよくする。
西洋医学は病因を発見して、それをターゲットにして集中的に治療する。東洋医学を西洋医学的な観点から見たものをホリスティック医学と呼ぶ。カイロプラクティック、オステオパシー、ホメオパシーなど。
天気はガイアの実存主義的現象学だ。ミラーニューロン発見のカギは従来の還元論的な方法論を超えて、全体論的に捉えたこと。知覚と行動は全く別物で、認知がそれらの中間のどこかにある。これらの機能を実現する部位は脳の中で分離されている。
知覚して認知して行動する。従来からあるこの単純なモデルが脳の中にもあり、その部位と機能は分離されている。ニューロンを単純に分類できる。知覚と認知と行動の境界が越えられることはない。これに反して、ニューロン活動はもっと全体論的なものと捉える。つまり、知覚と認知と行動は関連しながら行われている。ニューロンは知覚と認知と行動の処理を一体化して行っている。知覚、認知、行動の処理がニューロン群で全体論的に行われているということだと思う。重要な点はニューロンの発火や、活性化がどのようなメカニズムで発生しているかだ。現象学という哲学の一派がかなり以前からこの全体論的な新しいアプローチを取っている。フランスのモーリス・メルロ=ポンティ、エトムント・フッサール、ドイツのマルティン・ハイデガーなどだ。抽象概念の思索(プラトン的伝統)の代わりに、事象そのものに戻ること(アリストテレス的本能)を提唱した。機械論的宇宙(ニュートン、デカルト)から生命論的宇宙(ダーウィン、アインシュタイン)への進化もこのコンセプトに基づいて考えている。
宇宙の原理は、サイエンス的には地動説、万有引力、進化論、相対論、量子論などであり、哲学的にはブラフマン、諸行無常、因果応報などだ。エネルギーと物質から生命が誕生し、機械論的宇宙から生命論的宇宙へと進化していく。
ミラーニューロンの処理モデルは知覚、認知、行動の機能を脳が全体論的に並列処理していることだ。以前のモデルは逐次処理だ。コード化は一連の処理アルゴリズムをひとまとまり(コード)にすることである。模倣が感染して行動に繋がる。コミュニケーションをベースにした学習方法とその広がりのことだ。広くとらえれば教育システムだ。
知覚して認知して行動する。これはすでにコード化されたモデルであり、左脳が処理する。観察して模倣して行動する。これはコード獲得モデル、学習モデルであり、右脳が処理する。真似るは、ミラーニューロンを使って鏡のようにコードを獲得するすることだ。意図映像、背景映像、行動映像をミラーリングする。つまり、ミラーニューロンに書き込むのである。発火は左脳にあるコードを実行するためのトリガーである。活性化はコード化するための右脳の働きである。身振りは視覚情報処理、言葉は聴覚情報処理である。身振りにはアイコン(表象)とビート(拍子)がある。
推論は問題解決のために新たな論を形成すること、つまり、創造のひとつである。ボトムアップ的推論は帰納的推論のことであり、トップダウン的推論は演繹的推論のことである。共感(Empathy)、共振(Synchronicity)。セレンデピティ、偶有性、クオリアとは偶然の出会いとその価値の評価のことである。
魂は脳と深く関連していて、時空を超えて脳から脳へ伝わる。この考え方を敷衍すると、魂は必ずしも死なない。たとえば、本や絵画や音楽なども魂を伝える媒体だ。この媒体を総称してソフトウェアDNAと呼んでいる。ジーンはハードウェアDNAであり、ミームがソフトウェアDNAである。
享受とは? 何らかの価値を受け取ることである
擬態とは? 意図されたひとつのポーズである。
サクラとは、Confederate
好意とは? 享受する為のポジティブな心理状態である
拒否とは? 享受しないというネガティブな心理状態である
無視とは? 心(脳)を閉鎖した状態である
会話とは? コミュニケーションの一形態である
主な感情とは? 喜怒哀楽である
共感とは? 脳内のコードが共振することである
表明とは? 脳内のコードを明らかにすることである
共感の表明とは? 脳内のコードが共振していることを示す何らかの手段である
ミラーリングとは? 相手のコードを自身の脳に転写することである
シミュレーションとは? 推論を何らかの形で証明することである
観察による活性化、模倣による活性化、行動による活性化。第三者的に自身を捉える、他人の目で考えることは、つまり、他者の目で、自分を見ることである。自分を見て、どのようにするかは、自分で決めなければならない。他者は決めてはくれない。その際に、判断を下すことなく他者の真似をすることを猿真似と呼ぶ。ミラー・ニューロンを使ったコミュニケーションは ひとつの学習手段であり、教育手段でもある。学ぶ側からすれば、学習手段、教える側からすれば、教育手段である
自己認識は脳内に存在する世界の中に、自分がどういう位置付けで存在しているかの確認である。社会環境と自己認識とは、上記のような意味である。そして、世間体とは? 社会の多数派に合わせることである。世間体を重視することは、創造的にならない。紋切り型の罠に陥ってしまう。つまり、自己放棄である。つまり、社会も自己も進化が止まってしまう。スタティックになってしまう。
真似るとは共感して、模倣して、享受することである。その結果、ひとつのコードが形成される。つまり、自己意識のひとつのファクターとなる。
うぬぼれる、優越感を持つとは他者との比較でしかない、社会との比較でしかない。逆を言えば、自身の判断で、相手が自身より上位にあると考えた場合、その逆の感情が生まれる。落ち込む、劣等感を持つ。つまり、自己を何らかのランキングシステムで評価しているにすぎない。このような感情からの脱却こそ、ランキングシステムを自身の中から排除することに他ならない。
例えば、年齢の上位者は、優越的である - 儒教的ランキングシステムである
勝ち組、負け組とは - 勝ち負けで評価する二項だけのランキングシステムである
弱者、強者とは - 強弱による二項だけのランキングシステムである
金持ち、貧乏人とは - 金銭による二項のランキングシステムである
これらのコンセプトが社会におけるクラス分けの仕組みである。基本的人権の尊重は自己認識と、他者認識において、ランキングシステムを導入しないことである。自他が対等であるということである利己主義とは 自他の関係性において、自己を優先する考え方である。利他主義とは、自他の関係において、他者を優先する考え方である。よって、対等主義こそ、民主主義である。そして、自己認識と自己表明が必要であ。人はいろいろなファクターで自己認識している。自己を表明するときに、そのファクターのどれを出すかで、自己表現形式などが異なる。
自己は進化の過程にある複素多様体だ。スタティックではなくて、ダイナミックである。個人主義的、唯我論的文化を打破する方法論は民主的方法論だ、つまり、自他対等主義であり、基本的自他権尊重論であり、基本的自他権対等論である。どういうファクターで優位論を展開するか。能力は多様である。多様性がサバイバルのカギだ。単純な二項評価システムは文化的貧困の象徴だ。
メディア上に氾濫する暴力によって誘発された模倣暴力が大きな問題だ。表現の自由と社会性はセルフコントロール、自己制御の問題だ。他者からミラーリングしたコードをセルフコントロール、自己制御すれば、問題発生の確率は下がる。そのための枠組みが法治システムだ。最高法規は憲法である。憲法に基づいて法治システムが機能し、個々の人にセルフコントロールする能力があれば、自由で安全な社会が実現できる。法の下に自由で平等な社会が実現できる。
エコシステムに合った共感、共振はポジティブバイブレーション、好循環を招く。エコシステムに反する共感、共振は、ネガティブバイブレーション、悪循環に陥る。他者を含んで、エコシステムにフィットしたミラーニューロンを構築することがポジティブバイブレーション、好循環の織物、ウェブを形成して、ガイアを健全化させるはずだ。だだし、個々の人々は自身のミラーニューロンのセルフコントロールをしなければならない。あなた自身の価値判断の下に、あなた自身の責任において、セルフコントロールしなければならない。これが、ガイアに対する権利と義務の行使である。神経科学に基づく実存主義現象学はホットなテーマだ。そして、エコシステムにフィットするようにガイアをコントロールする。天気はガイアの全体論的現象である。
一度、進化が遅れたら、なかなか追いつけない。
Applied Physicist Aoyagi YoSuKe
物理学
物理学はギリシャ哲学に端を発する。自然の摂理の探求から始まった。
無知の知 - ソクラテス
無悟の悟 - 一休
無心の心 - 道士、老師、仙人
コペルニクスの地動説は天地動説をもって、その観点は必ずしも正しくないという見解をだした。
融合方程式
時は前にしか進まない。エネルギーの不可逆遷移過程である。時空の存在理由は不明である。創造主が創ったとしか言いようがない。生命の誕生は神秘である。物質に複雑化する性質があるのだろう。四つの力と関係している。引力、電磁力、強い核力、弱い核力。まだ発見されていない第五の力があるかもしれない。
○胡蝶の夢とマトリューシカの夢
荘子の胡蝶の夢は相対的二重世界を表している。
「荘周が夢を見て蝶になり、蝶として大いに楽しんだ所、夢が覚める。果たして荘周が夢を見て蝶になったのか、あるいは蝶が夢を見て荘周になっているのか。」
マトリューシカの夢は夢幻であり無限的多重世界を表している。
「マトリューシカの夢の中で、マトリューシカが夢を見ていた。そのマトリューシカの夢の中でマトリューシカが夢を見ていた。そのマトリューシカの夢の中でマトリューシカが夢を見ていた・・・」
存在とはエネルギーが形象化された現象である。時間とはエネルギーの遷移である。そして、宇宙はエネルギーの連鎖で形成されている。なおかつ、その連鎖は不可逆過程である。空間はエネルギーの相対的関係から発生する。宇宙はフェノミナであり、部室もフェノミナであり、生命もフェノミナである。
太陽から、電磁波(光)によってエネルギーが伝播してくる。太陽自体は核融合反応をしており、その過程でエネルギーの一部が電磁波となり空間を伝播する。月は太陽の電磁波を反射している鏡のようなものである。火は化学反応で発生するが、その過程でもエネルギーの一部が電磁波となり空間を伝播する。
エネルギーが場を形成しフェノミナとして物質化し、フェノミナは場を通してダイナミックに干渉しあっている。宇宙はエネルギーがダイナミックに変化するフェノミナである。宇宙は生きている限り、真の意味でスタティックではない。
生命はエネルギーのひとつのフェノミナである。時空は重力場と電磁場を形成している。物質はフェノミナである。物質は4つの力を有している。引力、電磁力、強い核力、弱い核力。存在は時空の中で動的に流れているフェノミナを静的に捉えたものにすぎない。つまり、観測できたフェノミナを存在と呼ぶ。
引力は物質が持つ摩訶不思議な力、引きあうのみである。一方、電磁力は引力と斥力を持つ摩訶不思議な力。性質が同じものは反発しあう。性質が違うものは引きつけあう。
化学反応では質量不変の法則が成立する。火が発生するとき、光が見えるということは、光が電磁場を通じて伝播している。化学反応で発生した光エネルギー対して質量は減らない。これに対しては、化学反応により電子などのエネルギー順位の差が熱エネルギー、光エネルギーに変わったと説明される。物質に元来内包していたエネルギーが波となって放出されただけ。よって、質量は不変である。
宇宙は無限世界である。
老子の世界 - 虚無
【虚無】きょむ
[史記(太史公自序)]老子の説。有無相対を超越した境地。天地万物は一と称する認識を超越した本体より発生するが、それには形状がなく、見ようとしても見えず、聞こうとしても聞こえない。そこで虚無という。
【虚空】こくう
何もない空間。そら。仏典では、一切の事物を包容してその存在を妨げないことが特性とされる。
ライプニッツの予定調和は否定する。フェノミナが時空の中を動的に流れていくので調和して止まることはありえない。常に変化が続く。予定調和でなく、諸行無常、万物流転である。予定調和があるとすれば、それは宇宙の熱死である。複雑系の研究から生まれた部分の総和は全体を超えるという説も否定する。全体は部分の総和である。部分の総和が全体となるのはパーフェクトな場合のみである。ただ、人智ではすべての部分を見ることができないし、全体を正確に捉えることも不可能だ。一個の人体でも部分である。環境などと繋がっている。だから、部分の総和は全体を超えると思っていても良い。部分と全体は相補的に捉えれば良い。だが、部分に重きを置きすぎなので、ホリスティックな観点が重要だ。
全体がパワーアップするには、部分がいかにうまく繋がるかにかかっている。その個々の部分もさらに細かいフェノミナから構成されている。個々のフェノミナとしての部分自体のパワーアップも必要だ。ようするに、リレーショナル・フェノミナの質量問題だ。宇宙全体もフェノミナ、ある物質もフェノミナ、ある生命体もフェノミナである。パーフェクトなものがあるとしたら宇宙全体だけだ。人間が考えるパーフェクトなものは、ほとんどが仮想的なもの。カウントすること自体も仮想的なのである。完全な直線などもともと存在しない仮想的なもの。地球の公転周期もゆらいでいる。原子時計でさえゆらいでいる。厳密な意味での正確な時間など人間には作り出すことができないのである。
時空を含め、宇宙はフェノミナの複合体なのである。揺れている、振動しているのである。エネルギーとは波である。物質とは波がフェノミナとして顕在化しただけのもの。生命も同様のもの。タバコの煙の粒子一個(厳密な意味では捉えることは不可能)は時空を持つ物質である。個々のフェノミナ自体が時空を持ち、それらが織りなして宇宙全体がひとつのフェノミナとなっている。
存在とはフェノミナをスタティックに捉えたものである。ところが、宇宙にはスタティックなものなどない。フェノミナはダイナミックである。生とはあるフェノミナが発生すること、死とはそのフェノミナが解体して個々の小さなフェノミナに分散すること。よって、死もスタティックではない。個々の小さなフェノミナに分散するがフェノミナ自体はダイナミックなのである。生命体の形態をしたフェノミナは他のフェノミナに影響を及ぼす。たとえ、生命体の死が訪れても、生命体としてのフェノミナが他のフェノミナへ及ぼした影響は消滅しない。脈々と連なっている。
シンクロニシティ(Synchronicity)が発生すれば、場合によっては大きな力になり得る。
アバランシェ
雪崩
地震
活火山
雷
磁気嵐
タイフーン
ハリケーン
サイクロン
渦
竜巻
連鎖反応
大爆発
核爆発
人体自然発火現象
テレポート
生命が織り成す偉大さはフェノミナが関連して創り出される。フェノミナが絡んだものをリレーショナルフェノミナと呼ぶ。リレーショナルフェノミナが同期するとシンクロニシティが発生する。このような現象のうち特にノーマルでない現象を超常現象と呼ぶ。超常現象(Paranormal Phenomena)が存在することは明らかだ。
ESP(Extra-Sensory Perception)
幽霊 ただし、具体的には何か不明 ・・・フェノミナのひとつ
霊魂 ただし、具体的には何か不明 ・・・シンクロニシティを発生させる波動
UFO(Unidentified Flying Object)
波動(Wave)
エネルギー(Energy)
物質(Matter)
パウリの排他律とユングのシンクロニシティがセットだと考えられる。幽霊は微細なフェノミナがシンクロニシティにより凝結して大きなフェノミナとなったもの。霊魂はシンクロニシティを発生させる波動のひとつ。つまり、霊魂により幽霊が現れる。幽霊製造装置の原理を考えた。大まかに言うと、光速ワープの渦を作る。当然のことながら、局所的に時空のゆがみが発生する。トリガーは霊魂だ。それにより各々のフェノミナがシンクロニシティ状態になる。各々のフェノミナが渦を巻き、光速ワープする。時空もゆがむ。そして、幽霊ができる。
ニーナ・シモンの魂がマルチメディアに乗ってSantoGoldへ飛び火した。脳から脳へ飛び火する。魂から魂へ飛び火する。
生物学
一般的な観点からは、ダーウィンの進化論に異を唱えるつもりはありません。だが、自然淘汰、生存競争、適者生存は生命の神秘を無視した、あまりにも大雑把な理論だと思う。
【自然淘汰】(natural selection)
進化論の用語。ある種の個体間で、ある形質を持つ個体がそれを持たない個体よりも多くの子孫を残すことができ、しかもその形質が遺伝するなら、その形質が後の世代により広く伝わるようになること。このような過程が集積することによって適応的進化が生じたとするのを自然淘汰説という。ダーウィンが提唱。なお、現代では淘汰の単位として遺伝子や集団・種が想定されることもある。自然選択。
【生存競争】(struggle for existenceの加藤弘之による訳語)
生物のすべての種は多産であるので、生存して子孫を残すのは環境に対する適者であり、不適者はおのずから淘汰されるものと見られ、これを同種の競争とみなして、生存競争という。ダーウィンはこれに基づいて自然淘汰説を立てた。原義は生存闘争で、その場合には異種間の対立関係を含む。
【適者生存】(survival of the fittest)
(H.スペンサーの造語、井上哲次郎が訳語)
生物が、生存競争の結果、外界の状態に最もよく適したものだけが生存繁栄し、適していないものは衰弱滅亡すること。
【食物連鎖】(food chain)
生物が群集内で互いに捕食者・被食者(食う食われる)の関係によって連鎖的につながっていること。その連鎖が複雑な場合、食物網・食物錯雑ともいう。捕食連鎖・寄生連鎖、生食連鎖・腐食連鎖などに区別する。
物質化したエネルギーは4つの力を保有している。そして、互いに引き付けあう(場合によれば、反発する)。物質には複雑化していく傾向がある。この傾向は4つの力と関連しているはずである。ここに生命誕生の謎が隠されている。単純な物質に太陽エネルギーが触媒として作用し、物質は複雑化してして行った。青い水の星、奇跡の地球が誕生した。 そして、それらすべてを生命体として捉えたものがガイア(地球生命体)である。
原子 -> 分子 -> アミノ酸 -> タンパク質 ・・・ 生命の誕生 -> 微生物 ・・・ (進化論) ・・・ -> 植物・動物 -> より複雑な生命体 -> 哺乳類 -> 人類 -> ガイア -> 太陽系 -> 銀河系 -> 宇宙
タンパク質から、生命の誕生に奇跡の大飛躍がある。まさしく、神の領域だと思う。ニュートンに始まった機械論的宇宙とダーウィンなどを経て生命論的宇宙へと進化する。生命論的宇宙の解明はガイアが生命体として機能し続けていくカギである。
物質の複雑化とエネルギー
原子 分子 化合物 炭水化物 アミノ酸 たんぱく質 細胞 組織 臓器 生物
ウイルス - 単細胞生物
植物(光合成、寄生、捕食)
生物
動物(捕食)
何故、物質は複雑化するのだろうか。四つの力、つまり、引力、電磁力、強い核力、弱い核力の影響が考えられる。四つのが重力場、電磁場において物質に作用する。
太陽電池は光合成の一種である。光エネルギーを電気エネルギーに変換する物理反応だ。植物の光合成は光エネルギーを使って化合物を生成する化学反応だ。原子力は核分裂または核融合の結果、エネルギーが発生する原子核反応だ。火力は化学反応エネルギーであり、水力、風力は運動エネルギーであり、地熱は熱エネルギーである。われわれが使用しているエネルギーは運動エネルギー(熱も含む)、電磁エネルギー(光も含む)、化学反応エネルギー(火)、原子核反応エネルギーである。
医学
西洋医学はギリシャに始まる。その祖はヒポクラテスである。観察力が鋭かった。東洋医学は中国を祖とする漢方、インドを祖とするヨガなどがある。これらはチベットや朝鮮や日本などにも伝わり、アレンジされた。日本には鍼灸、整体などがある。
ストア派の代表論者はゼノン、セネカ、マルクス・アウレリウス・アントニウスなどだ。ストア派の倫理思想はアパテイアの境地を理想とする禁欲主義だ。これは、情念に動かされない状態を意味する。人間はコスモス(宇宙)のなかでロゴスを分有する存在である。古代ギリシアの貴族主義を超えて、普遍的な人間性を追求した。 この点から、ストア派をヒューマニズムの源流をなす。理性によってのみ捉えられ、あらゆる法律の上に立ち、すべての人間に 妥当すべき不文法という自然法の観念を唱えた。このようにストア派は内面的な探求の結果、人間の普遍性なる観念にたどり 着いた。
エピクロス派の論者はエピクロス、ルクレティウスなどだ。エピクロス派の倫理思想は快楽主義である。快楽は善であるが、快楽ならばすべて求めてよいというわけではない。 なぜならある種の快楽は苦痛をもたらすからである。 したがって最大の快楽とは、苦痛のない状態である。騒然とした政治社会に背を向け、親しい者だけの小さな集団の中で心安ら かに生きること(アタラクシア)を人生の幸福であると考えた。エピクロスは、デモクリトスの原子論的を採用し、この世に存在するものは 物体と空虚のみであると断じた徹底した唯物論者であった。 したがって死も恐れる必要はないと説いた。
○フロイトの精神分析
【Thanatos】タナトス、サナトス
①ギリシャ神話で、死を擬人化した神。
②死の本能。フロイトは生得的に生の本能と対立して死(破壊)への本能(衝動)をもつとした。
【Eros】エロス
①ギリシャ神話の愛の神。あらゆるものを統合化する力を擬人化したもので、アフロディテの子とされることが多い。ローマ神話のキューピッドと同一視される。
②愛、普通には恋愛・性愛の意味であるが、プラトンは肉欲から始まり、愛の上昇の種々の段階を説き、最高の純粋の愛は美のイデアに対するあこがれであるとし、エロスは真善美に到達しようとする哲学的衝動を意味すると説く。フロイトの精神分析では生の本能を指す。
【agape】アガペー
①神の愛。神が罪人たる人間に対して一方的に恩寵を与える自己犠牲的な行為で、キリストの愛として新約聖書にあらわれた思想。
②愛餐(あいさん)に同じ。
東洋医学は体全体の働きやバランスの調整を図る。予防医学や、慢性病の治療など、時間をかけて行う医療に向いている。以下は東洋医学の格言だ。
・医食同源
・病は気から
・毒と薬は紙一重
・病は患者が治すものである
チベット医学の5大元素は地、水、火、風、空である。ルンは人間の体の動きそのもの、血液の循環、呼吸、つばを吐く、喋る、考えごとをする、消化と排泄作用、月経や妊娠などを司る働きがある。さらに手足を伸ばすことなどもルンの働き。辛かったり悲しかったり、意気消沈したりすると、こころに深く作用し、体の中にあるルンが増大する。ルンの増大が原因で、バランスが壊れ、ルンと関係がある五臓六腑を攻撃する。ティーパは体の中で熱を作り出す。血の色、体液の色、あらゆる色を作る。ティーパが活発に活動すると勇気や自信が湧く。ペーケンは体の安定を保ち、睡眠の調整、体の湿った部分、関節の働きなどをよくする。
西洋医学は病因を発見して、それをターゲットにして集中的に治療する。東洋医学を西洋医学的な観点から見たものをホリスティック医学と呼ぶ。カイロプラクティック、オステオパシー、ホメオパシーなど。
天気はガイアの実存主義的現象学だ。ミラーニューロン発見のカギは従来の還元論的な方法論を超えて、全体論的に捉えたこと。知覚と行動は全く別物で、認知がそれらの中間のどこかにある。これらの機能を実現する部位は脳の中で分離されている。
知覚して認知して行動する。従来からあるこの単純なモデルが脳の中にもあり、その部位と機能は分離されている。ニューロンを単純に分類できる。知覚と認知と行動の境界が越えられることはない。これに反して、ニューロン活動はもっと全体論的なものと捉える。つまり、知覚と認知と行動は関連しながら行われている。ニューロンは知覚と認知と行動の処理を一体化して行っている。知覚、認知、行動の処理がニューロン群で全体論的に行われているということだと思う。重要な点はニューロンの発火や、活性化がどのようなメカニズムで発生しているかだ。現象学という哲学の一派がかなり以前からこの全体論的な新しいアプローチを取っている。フランスのモーリス・メルロ=ポンティ、エトムント・フッサール、ドイツのマルティン・ハイデガーなどだ。抽象概念の思索(プラトン的伝統)の代わりに、事象そのものに戻ること(アリストテレス的本能)を提唱した。機械論的宇宙(ニュートン、デカルト)から生命論的宇宙(ダーウィン、アインシュタイン)への進化もこのコンセプトに基づいて考えている。
宇宙の原理は、サイエンス的には地動説、万有引力、進化論、相対論、量子論などであり、哲学的にはブラフマン、諸行無常、因果応報などだ。エネルギーと物質から生命が誕生し、機械論的宇宙から生命論的宇宙へと進化していく。
ミラーニューロンの処理モデルは知覚、認知、行動の機能を脳が全体論的に並列処理していることだ。以前のモデルは逐次処理だ。コード化は一連の処理アルゴリズムをひとまとまり(コード)にすることである。模倣が感染して行動に繋がる。コミュニケーションをベースにした学習方法とその広がりのことだ。広くとらえれば教育システムだ。
知覚して認知して行動する。これはすでにコード化されたモデルであり、左脳が処理する。観察して模倣して行動する。これはコード獲得モデル、学習モデルであり、右脳が処理する。真似るは、ミラーニューロンを使って鏡のようにコードを獲得するすることだ。意図映像、背景映像、行動映像をミラーリングする。つまり、ミラーニューロンに書き込むのである。発火は左脳にあるコードを実行するためのトリガーである。活性化はコード化するための右脳の働きである。身振りは視覚情報処理、言葉は聴覚情報処理である。身振りにはアイコン(表象)とビート(拍子)がある。
推論は問題解決のために新たな論を形成すること、つまり、創造のひとつである。ボトムアップ的推論は帰納的推論のことであり、トップダウン的推論は演繹的推論のことである。共感(Empathy)、共振(Synchronicity)。セレンデピティ、偶有性、クオリアとは偶然の出会いとその価値の評価のことである。
魂は脳と深く関連していて、時空を超えて脳から脳へ伝わる。この考え方を敷衍すると、魂は必ずしも死なない。たとえば、本や絵画や音楽なども魂を伝える媒体だ。この媒体を総称してソフトウェアDNAと呼んでいる。ジーンはハードウェアDNAであり、ミームがソフトウェアDNAである。
享受とは? 何らかの価値を受け取ることである
擬態とは? 意図されたひとつのポーズである。
サクラとは、Confederate
好意とは? 享受する為のポジティブな心理状態である
拒否とは? 享受しないというネガティブな心理状態である
無視とは? 心(脳)を閉鎖した状態である
会話とは? コミュニケーションの一形態である
主な感情とは? 喜怒哀楽である
共感とは? 脳内のコードが共振することである
表明とは? 脳内のコードを明らかにすることである
共感の表明とは? 脳内のコードが共振していることを示す何らかの手段である
ミラーリングとは? 相手のコードを自身の脳に転写することである
シミュレーションとは? 推論を何らかの形で証明することである
観察による活性化、模倣による活性化、行動による活性化。第三者的に自身を捉える、他人の目で考えることは、つまり、他者の目で、自分を見ることである。自分を見て、どのようにするかは、自分で決めなければならない。他者は決めてはくれない。その際に、判断を下すことなく他者の真似をすることを猿真似と呼ぶ。ミラー・ニューロンを使ったコミュニケーションは ひとつの学習手段であり、教育手段でもある。学ぶ側からすれば、学習手段、教える側からすれば、教育手段である
自己認識は脳内に存在する世界の中に、自分がどういう位置付けで存在しているかの確認である。社会環境と自己認識とは、上記のような意味である。そして、世間体とは? 社会の多数派に合わせることである。世間体を重視することは、創造的にならない。紋切り型の罠に陥ってしまう。つまり、自己放棄である。つまり、社会も自己も進化が止まってしまう。スタティックになってしまう。
真似るとは共感して、模倣して、享受することである。その結果、ひとつのコードが形成される。つまり、自己意識のひとつのファクターとなる。
うぬぼれる、優越感を持つとは他者との比較でしかない、社会との比較でしかない。逆を言えば、自身の判断で、相手が自身より上位にあると考えた場合、その逆の感情が生まれる。落ち込む、劣等感を持つ。つまり、自己を何らかのランキングシステムで評価しているにすぎない。このような感情からの脱却こそ、ランキングシステムを自身の中から排除することに他ならない。
例えば、年齢の上位者は、優越的である - 儒教的ランキングシステムである
勝ち組、負け組とは - 勝ち負けで評価する二項だけのランキングシステムである
弱者、強者とは - 強弱による二項だけのランキングシステムである
金持ち、貧乏人とは - 金銭による二項のランキングシステムである
これらのコンセプトが社会におけるクラス分けの仕組みである。基本的人権の尊重は自己認識と、他者認識において、ランキングシステムを導入しないことである。自他が対等であるということである利己主義とは 自他の関係性において、自己を優先する考え方である。利他主義とは、自他の関係において、他者を優先する考え方である。よって、対等主義こそ、民主主義である。そして、自己認識と自己表明が必要であ。人はいろいろなファクターで自己認識している。自己を表明するときに、そのファクターのどれを出すかで、自己表現形式などが異なる。
自己は進化の過程にある複素多様体だ。スタティックではなくて、ダイナミックである。個人主義的、唯我論的文化を打破する方法論は民主的方法論だ、つまり、自他対等主義であり、基本的自他権尊重論であり、基本的自他権対等論である。どういうファクターで優位論を展開するか。能力は多様である。多様性がサバイバルのカギだ。単純な二項評価システムは文化的貧困の象徴だ。
メディア上に氾濫する暴力によって誘発された模倣暴力が大きな問題だ。表現の自由と社会性はセルフコントロール、自己制御の問題だ。他者からミラーリングしたコードをセルフコントロール、自己制御すれば、問題発生の確率は下がる。そのための枠組みが法治システムだ。最高法規は憲法である。憲法に基づいて法治システムが機能し、個々の人にセルフコントロールする能力があれば、自由で安全な社会が実現できる。法の下に自由で平等な社会が実現できる。
エコシステムに合った共感、共振はポジティブバイブレーション、好循環を招く。エコシステムに反する共感、共振は、ネガティブバイブレーション、悪循環に陥る。他者を含んで、エコシステムにフィットしたミラーニューロンを構築することがポジティブバイブレーション、好循環の織物、ウェブを形成して、ガイアを健全化させるはずだ。だだし、個々の人々は自身のミラーニューロンのセルフコントロールをしなければならない。あなた自身の価値判断の下に、あなた自身の責任において、セルフコントロールしなければならない。これが、ガイアに対する権利と義務の行使である。神経科学に基づく実存主義現象学はホットなテーマだ。そして、エコシステムにフィットするようにガイアをコントロールする。天気はガイアの全体論的現象である。
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