宮城県知事 県外に集団移住を
3月22日 16時59分宮城県の村井知事は、今回の震災の被災者で仮設住宅への入居を希望する人がすべて入れるようになるまでには1年以上かかるという見通しを示し、「一時的に県外に集団で移り住んでほしい」と呼びかけました。
宮城県内で、震災のために自宅を失うなどして避難所で生活している人は、22日現在で11万2000人余りに上り、仮設住宅の建設を急ぐよう求める声が出ています。これについて、村井知事は「すべての人が仮設住宅に入るのには、目安として1年以上かかる」と述べ、仮設住宅の整備までには時間がかかるという見通しを示しました。そのうえで、「ずっと避難所で生活するのは困難な状況なので、できるだけ多くの方に、一時的に県外に移住してもらいたい。見知らぬ土地での生活には不安もあると思うので、コミュニティーを維持して集団で移住してほしい」と呼びかけました。また、ガソリンなどの燃料供給の見通しについては、「早ければ今週にも県内に十分燃料を供給できるようになるのではないか」と述べました。一方、来月に予定されている統一地方選挙について、村井知事は「有権者の気持ちを最優先させたい」として、県内全域で選挙を延期させたいという考えを示しました。
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