スマートアグリとは?
オランダが先進のようです。
機械文明と農耕文明が文明の双璧です。
スマートアグリはスマートシステムのひとつです。
スマートマシンで、人工の生態系を制御する。
「野菜、取って。」
千葉県柏市に暮らすある夫婦のささやかな楽しみ。
小さな箱の中の、みずみずしい野菜です。
最新のIT技術で常に栽培に最適な環境を実現する、「スマートアグリ」です。
このスマートアグリを桁違いのスケールで行っているのが、世界第2位の農業輸出国オランダ。
巨大な農業用ハウスでは、二酸化炭素の濃度や地中の温度など500項目以上が自動で管理されています。
農業経営者
「まさしく農業の革命です。
IT技術で栽培の環境を制御するのです。」
TPP交渉への参加に向けて、政府の産業競争力会議もオランダに注目。
スマートアグリに乗り出すIT企業が現れるなど、日本でも動きが加速しています。
IT企業代表
「新しい農業をつくっていかなければいけない。」
農業の革命、スマートアグリ。
その最前線に迫ります。
オランダ・北ホラント州。
昔ながらの田園風景が広がります。
しかし近年、巨大な農業用ハウスがあちらこちらに姿を現すようになりました。
その1つ、アグリポートA7。
縦7キロメートル、横2キロメートルの広大な敷地に、巨大なハウスが広がっています。
トマトやパプリカを栽培する企業10社が集まった巨大農業地帯。
オランダには、ほかにもこうした場所が5か所あります。
アグリポートA7 施設管理担当
「もぎたてのパプリカです。
おいしい。」
スマートアグリとは一体どんな農業なのか。
アグリポートA7の農業経営者の1人、フランク・ファン・クレーフェさんです。
朝7時。
フランクさんが向かったのは畑ではありません。
仕事の大半は、オフィスのパソコンの前で行います。
農業経営者 フランク・ファン・クレーフェさん
「今の気温は11.7度、湿度は66パーセントです。」
ハウスの温度や湿度など、500項目以上のデータを管理。
ここで栽培に必要な全ての情報を把握することができます
5/20放送のクロ現「農業革命“スマートアグリ”」。
番組の内容を読むことができる「放送まるごとチェック」をアップしています。番組の一部を動画でご覧いただくこともできます。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3349_all.html
0 件のコメント:
コメントを投稿