iPad新機種

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ｉＰａｄ 新型モデルは軽量に

3月3日 6時54分  

アメリカのコンピューターメーカー、アップルが、世界的なヒット商品となっている多機能端末「ｉＰａｄ」の新型モデルを発表し、一段の軽量化を図ったほか、新たにカメラを搭載するなど、これまで以上に生活のさまざまな場面で使われることになりそうです。

発表はサンフランシスコで行われ、病気治療のため休養中のスティーブ・ジョブズＣＥＯ＝最高経営責任者が、およそ５か月ぶりに公の場に姿を現し、みずから新製品を紹介しました。新型のモデルは、ディスプレーの大きさは従来のものと変わりませんが、厚さは８．８ミリと１センチを切り、重さもおよそ６００グラムと最大でおよそ１２０グラム軽くなっており、より持ち運びやすくなっています。また、新たに端末の前面と裏面にそれぞれカメラを１台ずつ搭載し、写真や動画が撮れるほか、テレビ電話にも対応しているということです。ジョブズＣＥＯは、「薄くなって何かを犠牲にしたと思うかもしれないが、電池の持続時間は従来同様１０時間を確保した」と述べ、新製品に自信を示しました。ｉＰａｄは、指で触れて操作するタッチパネル式の端末で、映画やゲーム、電子書籍など、さまざまなコンテンツをダウンロードして楽しめる点が消費者に受け入れられ、去年末までに全世界でおよそ１５００万台が販売されています。こうした多機能端末を巡っては、他の大手メーカーも開発競争にしのぎを削っており、パソコンと携帯電話の中間に位置づけられる新しい端末として、これまで以上に生活のさまざまな場面で使われることになりそうです。