猫に小判、されど、人に小判

９階の自宅に一人でいたうちの猫の様子を見ているとそうとうショックを受けている。倒れてきた本棚の下のB全パネルの作った隙間にいたからね。かなり怖い思いをしたのだろう、ちょっとかわいそうだ。


やっとうちの猫が餌を食べてくれた。少しは落ち着いてきたんだね。


WOLブログ本日22時に更新します。地震のあと、部屋中の本が散乱しました。そして本を読む気力を失っていましたが、ようやく読書生活を再開しました。http://wol.nikkeibp.co.jp/wolblog/?ref=joshibu-top


@yurinbow 目が覚めたんですね？


猫に小判、されど、人に小判


@izu2 エコシステム＝エコロジー＋エコノミー ネコはエコロジーで生きている、人はエコシステムで生きている


@izu2 エコロジーとエコノミーは必ずしも矛盾しない エコノミーは、経済、節約


@izu2 ライオンは、満腹なら、エサがいても、昼寝している、笑い 腹が減ったライオンが、象に夜襲をかけて、あえなく、敗退、象の尻にかみついたが、歯が立たなかった、笑い


猫に小判、されど、人に小判

2011年3月13日 22:00

地震。

3月11日、東日本は揺れました。東北地方太平洋沖地震です。

被災された方々には、心からお見舞い申し上げます。

これほど大きな揺れを初めて経験しました。11日の夜、東京は帰宅難民であふれました。わたしも数時間歩いて家に帰りつきました。家に帰りついて、指が震えていたことに気付きました。

その日は余震で何度も目が覚めながらうつらうつら過ごしました。

翌日は、テレビで被害の大きさを知り、呆然としました。

何をしてその一日を過ごしたのか、よくわかりません。家を一歩も出ることができず、近所に住む妹に呼ばれ、ようやく妹の家に行こうと家を出ました。

外の世界は思った以上に平穏でした。近所のお蕎麦屋さんはいつもと同じく、出し汁の香りが漂っています。よく立ち寄る八百屋さんとお肉屋さんが開いていたので、立ち寄ってみると商品はずいぶん減っていましたが、威勢よく声をかけてくれます。

なんとなく元気が出てきて、ふと「あ、読書をしていない」と思い出しました。

あまりのショックで、本を読むことを忘れていました。こんなことは初めてでした。

地震の日、家に帰りついたら、ブックタワーの本はすべて床に落ち、仕事部屋の本棚の本も散乱していました。予想していたとはいえ、辛かった。現在は余震に備えて、本をタワーや棚には戻さず、床に低めに積んでいます。

本を片付けている間、なぜだか涙が出てきそうになり、こらえていました。本は散乱したけど何も失っていない、そう自分を励ましました。

それから本を読む気持ちがうせてしまいました。そこらじゅうにある本を見ないようにしていたのです。

家に帰ってから近々読もうと思っていた本を開きました。桐野夏生さんの『ポリティコン』。読みだしてすぐ夢中になってしまいました。用を思い出し、読書を中断したときに「あぁ早く読みたい」という気持ちになりました。

その気持ちは、とても新鮮なものでした。

物語の力強さに救われました。