WFPの支援

ＷＦＰ 日本に物資届ける活動

3月23日 9時6分 

東北関東大震災を受けて、国連のＷＦＰ＝世界食糧計画は、主要な援助国となってきた日本を支えていくとの声明を発表し、世界各国から日本に寄せられる支援物資を被災地に届けるための活動に乗り出しました。

ＷＦＰは、２２日、声明を発表し、「日本は、ほかの国が支援を必要とするときに最も人道的な対応をしてくれた国の一つであり、ＷＦＰとして支えていく」として、去年３番目の援助国であった日本を積極的に支援していく考えを表明しました。具体的には、海外から寄せられる支援物資を被災地に迅速に搬送するため、４人の職員を日本に配置し、荷受けや輸送の手配などに当たらせることにしており、早速、各国から送られた５万９０００枚の毛布を送る作業に取りかかったということです。さらに、海外から寄せられる支援物資を保管するための移動式の倉庫を、マレーシアから日本に運び込む計画です。こうした支援活動には募金で集まった１１７万ドル（日本円でおよそ１億円）が当てられ、ＷＦＰの支援活動がすべて民間からの募金で賄われるのは今回が初めてだということです。