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2011年4月19日火曜日

安全基準が妥当か否か?

安全基準が妥当か否か?


ガイガーカウンターが検出する放射能の単位は?

放射線測定範囲は、0.05-9.99マイクロシーベルト毎時
( 放射線の人体への影響の程度を表す単位がマイクロシーベルト)






ベクレルとシーベルトの関係がイマイチ分からない


ベクレルは検体が出す放射線量

シーベルトは人体がうける放射線量



放射性物質量の暫定基準

4月18日 21時58分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)
福島第一原子力発電所の事故で、厚生労働省は先月17日以降、食品に含まれる放射性物質の量について暫定的な基準を定めています。基準値は、ヨウ素やセシウム、ウランなど放射性物質の種類ごとに設けられ、基準値を超える食品について国は食用にしないよう求めています。
【放射性ヨウ素】放射性ヨウ素は▽飲料水では1リットル当たり300ベクレル。▽乳製品1キログラム当たり300ベクレル。放射性ヨウ素は子どもへの影響が大きいため、1歳未満の乳児が飲む粉ミルクと子どもが多く消費する牛乳については別に基準値が設けられ、1キログラム当たり100ベクレルと特に厳しくなっています。また、▽イモや根菜を除く野菜については1キログラム当たり2000ベクレル。▽当初は基準が無かった魚介類についても1キログラム当たり2000ベクレルとされました。【放射性セシウム】放射性セシウムについては▽飲料水では1リットル当たり200ベクレル。▽牛乳・乳製品も1キログラム当たり200ベクレル。▽野菜や肉、それに卵や魚などそのほかの食品については500ベクレルとなっています。放射性セシウムの基準値は検出に時間のかかる放射性ストロンチウムが一定量含まれることを前提としているため、余裕をもって設定されています。【ウラン】ウランは▽飲料水と牛乳・乳製品、それに乳幼児用の食品ではいずれも1キログラム当たり20ベクレル。▽野菜やコメなどの穀類、肉や魚、卵などそのほかの食品では1キログラム当たり100ベクレルとなっています。【プルトニウム】プルトニウムなど微量でも影響が大きいとされる放射性物質は▽飲料水と牛乳・乳製品、それに乳幼児用の食品ではいずれも1キログラム当たり1ベクレル。▽野菜やコメなどの穀類、肉や魚などそれ以外の食品では1キログラム当たり10ベクレルとなっています。基準値を超える放射性物質が検出された食品は、国が市町村ごとに出荷制限や摂取制限の指示を出すため、流通する可能性はほとんどないとされています。一方、厚生労働省は、こうした食品の暫定基準値を、水道水が飲み水として適しているかどうかの指標としても使っています。ただ、1歳未満の乳児が飲む水道については厳しい値を別に設定していて、放射性ヨウ素が1リットル当たり100ベクレルを超える場合は使用を控えるべきとしています。厚生労働省では、水道を管理する自治体に対し、原則として3日間の平均で指標となる値を超える場合、住民に対し、飲み水としての使用を控えるよう呼びかけることを求めています。一方、原子力発電所周辺の海水や大気といった環境中に含まれる放射性物質については、経済産業省がそれぞれの物質ごとに基準を定めています。このうち海水についてはいずれも1cc当たりで、▽ヨウ素131では0.04ベクレル。▽セシウム137では0.09ベクレル。▽セシウム134では0.06ベクレルとなっています。また大気についてはいずれも1立方センチメートル当たり、▽ヨウ素131では蒸気の状態では0.000005ベクレル。化合物の状態では0.00001ベクレル。▽セシウム137では0.00003ベクレル。▽セシウム134では0.00002ベクレルとなっています。海水と大気のいずれでも、2種類以上の放射性物質が同時に含まれている場合、基準はさらに厳しくなります。一方、土壌中の放射性物質については基準は設けられていません。

2011年4月10日日曜日


安全基準の妥当性と医療被曝(経験値)

フクシマの出荷制限解除のニラは?

2000ベクレル/Kg?

2ミリシーベルト/Kg?

NHKニュースの画面で、ちらっと見ただけだから、再確認が必要


これが、安全基準だとしたら、妥当ではない

人体は年間およそ2.4ミリシーベルト(世界平均)の自然放射線に常にさらされている。ごく微量の放射線では人体に影響を与えることはないが、大量の放射線は人体に有害である。


そして、最大の問題は?


食糧なので、体内被曝すること


4月9日 22時57分 動画あり twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)
福島県のいわき市沖で7日に取ったコウナゴから、国の暫定基準値を超える量の放射性セシウムが検出されました。厚生労働省によりますと、福島県のすべての漁協が、現在、漁を行っていないため、福島県沖で取れた魚は市場には出回っていないということです。
厚生労働省によりますと、7日に、福島県の福島第一原発からおよそ35キロ離れた、いわき市沖1キロの海で、放射性物質の量を調査するために取ったコウナゴから、国の暫定基準値の1キログラム当たり500ベクレルを上回る、570ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。このコウナゴは、水深10メートルから14メートルの海中で取ったということで、同じ場所で取ったほかの検体からも500ベクレルから480ベクレルと、暫定基準値に近い量の放射性セシウムが検出されました。厚生労働省によりますと、福島県のすべての漁協が、現在、漁を行っていないため、福島県沖で取れた魚は市場には出回っていないということです。厚生労働省は、「仮に食べたとしても直ちに健康に影響を及ぼす数値ではない」としていますが、引き続き調査を続けることにしています。これについて、いわき市漁協勿来支所の船曳網組合長、今泉安雄さん(54)は、「心配していたとおりだった。コウナゴ漁は本来は最盛期で、われわれにとっては年間の水揚げの半分以上を占めるだけに、東京電力には漁業者全員が怒っている」と話しています。

3/15/2009


医療被曝

放射線治療の保険適用基準(けんこう共済)

5週間に、5000ラド以上

1ラドは、10ミリシーベルト

つまり、5000ラドとは?


50シーベルト 5シーベルト/週 約1シーベルト/日

一時に被爆すれば、100%の致死率ということだ・・・


放射線治療は、タフなはずだ・・・ 

4シーベルトで、致死率50%、7シーベルトで、致死率100%


人体が放射線にさらされる事を被曝(ひばく)といい、人体は年間およそ2.4ミリシーベルト(世界平均)の自然放射線に常にさらされている。ごく微量の放射線では人体に影響を与えることはないが、大量の放射線は人体に有害である。特に、放射性物質を扱う環境にある人は、自分がどの程度の放射線を受けたのかを、常に厳密に管理しなくてはならない。その際に用いられる尺度の一つがシーベルトである。放射線を短期間に全身被曝した場合の致死線量は、5%致死線量が2シーベルト、50%致死線量 (LD50) が4シーベルト、100%致死線量が7シーベルトと言われている。200ミリシーベルト以下の急性被曝では、臨床的症状は認められていない。


それではどのくらい放射線を被爆すると症状は出るのでしょうか? 全身に一度に0.5シーベルト(500ミリシーベルト)被爆すると白血球が一時的に減少します、同じく全身に一度に1シーベルト被爆すると倦怠感や吐き気が起こります、同じく全身に一度に7シーベルト被爆すると死亡すると言われています。 つまり、頭のCT検査500回分を一度に全身に被爆すると約0.55シーベルト被爆した事になるので、その時に初めて症状(一時的な白血球の減少)が出ます。」



(出典)

http://sandakan.org/kikyou/xray.html

レントゲン・CTの被爆量について

気胸の検査では避けられないレントゲンとCT。
放射線の影響を気にする方もいらっしゃると思いますので調べてみました。
ソースによって数値が違うのでややこしいですが、まぁいろいろって事で。
私は数字に弱いので間違っていたらすみません。

結論:レントゲン、CTは撮らなきゃ仕方ない。

「仮に50ラド(500ミリシーベルト?)被爆したとしよう。発ガンの危険率は0.5%増える予想になる。子どもに遺伝病が起こる確率は0.1%だけ増える確立になる。さて、被爆しないでも、5人の死亡のうち1人は癌で死ぬ。だから、自然癌で死ぬ危険率は約20%である。これが50ラドの被爆で20.5%になるだけである。しかも、放射線によって生じる癌と、自然におこる癌は区別がつかないから、癌で死んだとしても、それが放射線によって起こったか自然に起こったか、区別できない。遺伝病の方は、自然発生率は2%であるから、50ラドの被爆はこれを2.1%にする。これは数値の上昇率としては無視できない。しかし、遺伝病も、仮に放射線で起こったとしても自然に発病するものと区別できない。放射線によるのかどうか分からない病気のことを、被曝したからといって個人で心配しても始まらないとおもう。」

講談社ブルーバックス 「人は放射線になぜ弱いか」近藤宗平著より  ()内は私の加筆。

エラい先生がこう言ってるんだから、まぁ気にしないでいいんじゃないでしょうか。


「一般的に飛行機に乗っている時の放射線量は東京~ニューヨーク間往復で胸の写真4枚分、0.2ミリシーベルトくらい(下の資料とえらい違うな・・・)と言われています。 ただし、この胸の写真の被爆量も文献により0.05ミリシーベルトから0.3ミリシーベルトまで幅があり、少ないほうだと4枚分、多いほうだと2/3枚になります。 一般的に人が受ける自然放射線の量は年間で2.4ミリシーベルトと言われています。これは一般的な日常生活を送っている人で、 赤道に近い国々の人々や高度の高い国は10ミリシーベルト以上と言われています。(赤道直下のボルネオに暮らしていた私は相当被爆しているってことだな・・・) 先の年間被爆量の2.4ミリシーベルトを胸のX線写真 に換算しますと約8~48枚分になります。 つまり普通に生活していても胸の写真8~48枚くらいは被爆しているのです。 ほかの被爆の多い国に換算すると、さらにこの4倍くらいですからX線の検査に過敏Iなる必要はないのです。 つまりそのような自然放射線の多い国で生活している人は、日常生活を送っているだけで年間に200枚くらい胸の写真を撮影していると考えられます。

それではどのくらい放射線を被爆すると症状は出るのでしょうか? 全身に一度に0.5シーベルト(500ミリシーベルト)被爆すると白血球が一時的に減少します、同じく全身に一度に1シーベルト被爆すると倦怠感や吐き気が起こります、同じく全身に一度に7シーベルト被爆すると死亡すると言われています。 つまり、頭のCT検査500回分を一度に全身に被爆すると約0.55シーベルト被爆した事になるので、その時に初めて症状(一時的な白血球の減少)が出ます。」

松戸神経内科のサイトより無断転載 ()内は私の加筆

以下、上記のブルーバックスに載っていた古い資料。

単位のラドってのは古い言い方で今はグレイと言うらしい。

1ラドは1レムと同じようなもんらしい。(ラドは放射線の被爆量の単位)

レムも古い言い方で、今はシーベルトと言うらしい。

1ラド/1レム=0.01シーベルト=10ミリシーベルト

診断部位 撮影1件辺りの被爆量
(ミリラド) 強引にミリシーベルトに直すと
皮膚 骨髄 皮膚 骨髄
頭・くび 400 12 4 0.12
胸 200* 30* 2 0.3
胃 950* 40* 9.5 0.4
腸 370 40 3.7 0.4
腰椎 520 8 5.2 0.08
歯 330 2 3.3 0.02
CT 1000 200 10 2

*間接撮影

橋詰雅「医療被曝Q&A」メディカルインデックス社(1981)49表12より
胸のレントゲンっていろいろあるみたいですな。普段撮ってるやつは多分↑この資料よりも被爆量が少ないやつだと思う。

↓こっちのほうが新しいけれどたしかに数値が全然違いますね。施設によって大きく異なる、とあるのでいろいろなんでしょう。





ちなみに単位について。青森県商工労働部 資源エネルギー課のサイトより無断転載

放射能の強さや放射線の量を表すのにも様々な単位が使われています。 1秒間に何個の原子核が 放射線を放出して変化(壊変)するかを表す放射能の単位としてベクレル(Bq)が使われます。そのほかに放射線の量や、放射線の人体に対する影響を評価す る単位として、照射線量(クーロン毎キログラム:C/kg)、吸収線量(グレイ:Gy)、線量当量(シーベルト:Sv)などの単位があります。

●放射能・放射線の単位(国際単位系とこれまでの単位の換算表)



単 位 定 義 従来の単位 換 算 放射能の単位

ベクレル Bq1秒間に1個の原子核が壊変している 放射性物質 キュリー Ci 1Ci=3.7×1010Bq



照射線量 クーロン毎 キログラムC/kg 1kgの空気に照射し、1クーロンのイオンを作るX線、ガンマ線量 レントゲン R 1R=2.58×10-4C/kg

吸収線量 グレイ Gy1kg当たり1ジュールのエネルギー吸収があるときの線量 ラド rad 1rad=0.01Gy 

線量当量 シーベルト Sv グレイに線質係数、修正係数をかけたもの レム rem 1rem=0.01Sv

●単位の関係  

※1シーベルトの1,000分の1が1ミリシーベルト
※1レムの1,000分の1が1ミリレム
※1キュリーの1,000分の1が1ミリキュリー(mCi)
※1キュリーの100万分の1が1マイクロキュリー(?Ci)
※1キュリーの1兆分の1が1ピコキュリー(pCi)



3/15/2009


ガイガーカウンター

核弾頭付きテポドン対策の一環ですが・・・




安いもので、33,000円


---
(出典)


http://www.ureruzo.com/hou.htm


ガイガーカウンターカルテックスRADEX RD1503


放射線測定器カルテックスRADEXは、低価格放射線測定器
放射線を知り尽くしたロシアの放射線技術者が開発






放射線測定器カルテックスRADEXのカタログ
定価59,800円を 特価 33,000円(税込34,650円)
ガイガーカウンターカルテックスRADEX RD1503の特長
放射線測定器カルテックスRADEXは、ベーター線、ガンマ線を検知しデジタル表示
放射線測定器カルテックスRADEXは、マイクロシーベルトでデジタル表示
放射線測定範囲は、0.05-9.99マイクロシーベルト毎時
( 放射線の人体への影響の程度を表す単位がマイクロシーベルト)


放射線測定が簡単なボタン操作で可能


放射線測定器カルテックスRADEXは、約100gのコンパクトサイズ
放射線測定器カルテックスRADEXは、アラーム設定可能
放射線測定器カルテックスRADEXは、約40秒で連続測定可能
放射線測定器カルテックスRADEXは、ガイガーミューラ計数管を使用
ガイガーカウンターカルテックスRADEX RD1503の仕様
型式 RD1503
検出器 ガイガーミューラ計数管
測定範囲 0.05~9.99マイクロシーベルト毎時
エネルギー感度 0.1~1.25MeV
測定時間 40±0.5秒
表示時間 連続的
アラームの設置 0.30, 0.60, 1.20マイクロシーベルト毎時
電源




単4電池x2本


連続使用可能時間 約550時間
動作環境 温度:-20度~50度、湿度:80パーセント以下
サイズ 105x60x26mm
重量 約100g


---
(出典)


http://www.sawadaya.org/geigerQ&A.htm


B 放射線に関して
Q 放射線の単位・シーベルト(Sv)の意味がよくわかりません。
A シーベルトとは、放射線が人体に及ぼす影響を含めた線量です。
単位としては、シーベルト単独よりその1,000分の1を意味するミリシーベルト(mSv)、
100万分の1を意味するマイクロシーベルト(μSv)が通常よく使われます。
※1ミリシーベルト(mSv)=1000マイクロシーベルト(μSv)
Q 放射線の強さは距離に関係ありますか?
A 測定対象物から離れれば離れるほど、測定数値は小さくなります。
(およそ放射線量は距離の2乗に反比例します)
Q 放射線検知器では、1時間あたりの線量で表されており、
1年間当たりの線量では表されていません。なぜですか?
A 私たちが日常浴びている放射線の量を表す場合、"1年間あたりどれくらいか"で
表すことが多いようです。
これは放射線の人体や環境への影響を考える時に便利なためです。
しかしながら、私たちは実際に1年間同じ場所にいることはないので
(厳密には、同じ場所でも年間を通して放射線の強さが全く同じわけではありません)、
一般に放射線測定では、その場所の放射線の強さを短時間で測る測定器にとって、
年間の放射線量で表示することは余り適当ではありません。
このため、一般に用いられている放射線測定器(サーベイメータ等)は、
1時間当りの線量、すなわち、マイクロシーベルト毎時(μSv/h)または
ミリシーベルト毎時(mSv/h)で表示されているのです。
測定値を年間の値に換算するためには、
[1年間の放射線量]=[測定値]×[8760時間(24時間×365日)]となります。
Q 私たちは、年間どれだけの自然放射線を受けているのですか?
A 大地や食物の中には、昔からラジウムやカリウムなどの天然の放射性物質があり、
それから絶えず放射線が出ています。また宇宙から地上に降りそそぐ放射線もあります。
この自然放射線は、世界平均で、1年間に2.4ミリシーベルト/(1人あたり)となっております
(内訳:大地から0.46,食物から0.24,宇宙から0.38,空気中のラドンから1.3)
この数値は、地質が地域によって異なるために、地域により差があります。
日本人の場合は最近の原子力安全研究協会の調査では
一年間で1.5ミリシーベルトと報告されています。
ちなみにブラジルのガラパリ市街地では10ミリシーベルト(年間)ほどあります。
Q 場所によって自然放射線はどれくらい違いがあるのですか?
A あくまで参考値ですが、トンネルの中(約0.055μSv/h)、市街地(大阪0.052μSv/h)、
タワー(0.040μSv/h)、市街地(東京0.038μSv/h)、海・河川(0.030μSv/h)あたりが
計測されます。※PA-300シンチレーションカウンタ計測
Q 医療ではどのくらい放射線を浴びるものでしょう?
A 私たちは自然放射線以外に、医療のために放射線を受けることがあります。
例えば、胸部のエックス線コンピュータ断層撮影検査では約6.9ミリシーベルト、
胃のエックス線検診1回で約0.6ミリシーベルトで、
平均すると日本では年間2ミリシーベルト程度の「医療被ばく」を受けています。
Q 放射線量が高くなる場合は一般的にどんな時ですか?
A 温泉水の中には、含まれている放射性物質の濃度が高い放射能温泉があります。
放射能温泉で高い値が測定されるのは、放射能温泉水の沈積物の上で測定した場合で、
沈積物中に放射性物質(主としてラジウムやその壊れてできた放射性物質)が
多く含まれている場合です。測定値は大小さまざまですが、高い場合は
国内の温泉で通常の100倍位の値が測定されることがあります。


カリウム、ウラン、トリウムを含む放射性鉱物があるところでは測定値は高くなります
しかし、日本ではこれらの鉱石はそれほど多く産出せず、
また多くは地中にあって地上に露出している場合は少ないため
、あまり高い測定値は今までに寄せられておりません。
高い値でも0.5μSv/h程度です。


ジェット機内では宇宙線が強くなるために、数千メートル以上では高い値が測定されます。
この宇宙線の強さは緯度で異なりますが、
ジェット機内での測定値は高度1万メートルでは0.1~0.35μSv/h位となります。
Q 放射線が人体へ影響するのはどのような形ですか?
A 放射線の人体への影響は下記3つに大別されます。
・表面汚染:体の表面に放射性物質が付着することで、そこから放射される放射線を
あびることで障害がおきます。
・内部被爆:放射性物質を呼吸時・飲食時に口や鼻からまた傷口等から体内に取り込んでしまう
ことにより体の内部から放射線をあびることにより起こります。(温泉等もこれの一種です)
・外部被爆:放射線を身体の外部から受けることで、この場合透過力の大きい
X線、ガンマ線、中性子線は、身体組織全体に影響を与えますが、ベータ線は、
透過力が小さいため、皮膚及び眼球への影響が主となります。
Q どの程度の放射線を浴びると死亡しますか?
A 受ける量に応じて必ず起こる影響(確定的影響)について述べますと、
1000ミリシーベルトの放射線を全身に一度に受けた場合、吐き気や倦怠感が出てきます。
3000ミリシーベルトの放射線を全身に一度に受けた場合、約半数の人が死亡。
7000ミリシーベルトの放射線を全身に一度に受けた場合、すべての人が死亡すると言われています。」
部分的な被爆の場合、3000ミリシーベルトで毛が抜け、5000ミリシーベルトで皮膚に赤い斑点できます。
受ける量が多ければ発生する確率が高くなる影響(確率的影響)について述べますと、
200ミリシーベルト以上で放射線を受ける量が増えるとガンにかかり易くなることがわかっております。
※200ミリシーベルト以下ですと、データに傾向が見られず、自然に発生するガンとは
見分けがつきません。
Q 放射線はどれくらいまで浴びて大丈夫ですか?

相対的な安全を目標とし比較的安全の確保を保証する線量として、国際放射線防護委員会(ICRP.
1977年・1990年勧告)は、放射線被爆による線量限度と言われる線量の上限値を定めています
放射線を取り扱う職業人で5年間で100ミリシーベルト(年間平均で20ミリシーベルト、
さらにどの1年についても50ミリシーベルトを越えてはならない
一般の人で年間1ミリシーベルトまでとされています。
なお、この線量限度には、自然放射線による被ばくと医療行為による被ばくは含まれていません。


Q 原子力発電所等の災害対策はどうなっていますか?
A 国の原子力災害対策特別措置法では、事故発生の初動体制(通報義務等)が生じる事態を
施設の敷地境界付近の放射線量が1時間当たり5マイクロシーベルト」と定めており、
政府はこの時点で関係省庁連絡会議を開きます。
しかしながら、北海道、宮城、滋賀、京都、愛媛、福井、島根などの地方自治体は、これより低い
放射線レベル(0.15~1マイクロシーベルト)で警戒配備などの初動体制を取り始めております。
Q チェルノブィリ事故、JCOの事故では住民はどのくらい被ばくしたのですか?
広島・長崎の原爆は、どのくらいの線量だったのですか?
A ・チェルノブイリ
住民の放射線量は放射線測定器を用いた測定結果などに基づき評価されており、
主に30km圏内から避難した住民(11.6万人)が受けた放射線の量は、
平均約33mSv(外部被ばく20mSv、内部被ばく13mSv)でした。
・JCO
JCO施設周辺に住んでいる大部分の方が受けた放射線の量は、1ミリシーベルト未満でした。
最大の方でも21ミリシーベルトと評価されています。
・広島原爆の場合、その線量は爆心から500mの地点で約95シーベルト、
2kmの地点で約0.07シーベルトと推定されています。
Q 放射線は体に悪いのですか?
A 低レベルの放射線は、生き物に対してよい影響を与えるという考え方が最近唱えられる
ようになってきています。(放射線のホルミシス効果)。
ラドン温泉の近くに住む住民はガン発生率が低いという結果が報告されています。
Q 「放射能」とよく言いますが、「放射線」とは違うのですか?
A 「放射線」とは「電磁波や高速の粒子」のことで、「放射能」とは「放射線を出す能力」のことです。
主に、前者は、人が受けた放射線影響の度合いを表す単位のシーベルトを使い、
後者は、放射能の強さを表す単位のベクレルを使います。
「放射能」と「放射線」の関係は、電球と光の関係によく似ています。電球の光にあたるものが「放射
線」とすれば、電球自身は放射能を出す「放射性物質」、さらに電球が持つ光を出す能力(性質)が「放
射能」となります。また、放射線物質が、「放射線」を出すと放射性物質の「放射能」が弱くなっていき
ます。この放射能(放射線を出す能力)が半分になるまでの時間を「半減期」といいます。
Q ラジウムとラドンって何が違うのでしょうか?
A ラジウムは、地底の中で天然の放射線を出している放射性鉱石であり、固体です。
このラジウムがアルファ壊変によって生成されたガス体(気体元素)を
ラドンと呼んでいます。
Q 医療の他、放射線は身の回りでどのようなことに利用されているのですか?
A  放射線をあてることによって、原子や分子の状態を変えることができ、
物質そのものの性質を変えることができます。
例えば、車のタイヤは、放射線をあてることによって、強度を高めています。
また、ジェット機のエンジンなどをこわさずに点検する非破壊検査に使われています。
ジャガイモの芽には毒があることは知られていますが、ジャガイモの放射線をあてると、
発芽を防ぐことができます。ジャガイモに放射線をあてることは国に許可されていて、
放射線をあててもジャガイモ自体が放射性物質に変化するわけではないことがわかっています。
ジャガイモに放射線をあてると、長い間貯蔵することが可能となります。
交通事故を起こした車が、逃走した場合、現場に残された少ない塗料の成分を分析するのに、
その塗料を原子炉の中に入れ中性子をあてることで放射性物質に変え、
その成分を調べることで犯人検挙の手がかりとしています。
その他、ミイラのつくられた年代の特定、
厚みの測定(放射線が物体を通り抜けるときにその物体によって弱められる特性を利用します。
パルプ工業や製鉄業などでの品質(厚さ)管理に使用されます。)
熟成等の調整(放射線をあて、農作物の発育状況を知ることで、的確な栄養補給が可能となり、
生産効率が向上します)
植物の品種改良(放射線をあて、突然変異を意図的に作ります)
害虫駆除(虫に放射線をあて、不妊化させます)
などに使われています。
このほか身近な放射線利用製品の例としては、夜光時計の文字盤や煙感知器などがあります。
Q テレビ、電子レンジ、コンピュータの画面からも放射線は出ているって本当ですか?
A テレビのブラウン管は絵を映し出すために電子の流れを利用しています。
この電子がブラウン管の表面に塗ってある発光体に当たってさまざまな色を作り出しているのですが
この発光体に電子が当たるときに放射線が出てきます。しかしこの放射線は非常に弱いもので、
ブラウン管の前面にあるガラスによって遮られ、ほとんど表面までは出てきませんので
健康に影響を与えることはありません。コンピュータの画面もブラウン管を使っているものは同じです。
液晶画面は原理的にまったく違う方式ですので放射線は出てきません。
Q 台湾で、「放射能汚染マンション」というのがあると聞きましたが、どういうことなのでしょうか?
A 1995年11月20日付 朝日新聞の一面に「放射能汚染マンション」というタイトルの記事がでました。
台湾の台北市で、恐ろしく強い放射線を出すマンションが発見されました。
最高15~20μSv/hもあり、1.7μSv/h以上のマンションも96戸もあったといいます。
理由はビルの鉄骨に廃鉄を再利用して使ったところ、信じられないことに陸軍兵学校で紛失した
コバルト60(放射性物質)が紛れ込んでいたらしいです。
Q アメリカで放射能テロを阻止したとありますが、自分の身を守る方法はありますか?
A 2002年6月11日、アシュクロフト米司法長官は10日、訪問先のロシアのモスクワから米各テレビ局
を通じてテロ組織アル・カーイダのメンバーで、放射性物質を飛散させる「汚い爆弾」を使って
のテロを米国内で計画していた模様で、米国籍でアブドラ・アル・ムハジール容疑者を逮捕し、
計画を阻止したと発表がありました。この容疑者が実行しようとしていた放射性爆弾は、
核爆弾とは異なり通常の火薬で爆発させるが、放射性を帯びたセシウム・コバルトなどの物質
を混入させる事で殺傷力を強化した物です。
今回のように、未然に犯行を防ぐことができたならよいですが、アメリカ世界貿易センタービルの
事件のようどうにもならないこともございます。
私たち一般市民ができることといったら、ガイガーカウンター等を所持し、
事件事故が実際におきてしまったら、危険なエリアをいち早く察知すること、そして近づかないことが
非常に重要となります。今後、そういった事件が起こらないことを祈りたいものです。
Q 放射線の単位には、様々あるようですが何が違うのでしょうか?
A 大きく、照射線量・吸収線量・線量当量の3つがございます。
照射線量は、C/kg(クーロン)で表し、放射線がどれだけ当たったかを示します。
吸収線量は、Gy(グレイ)で表し、放射線がどれだけ吸収されたかを示します。
線量当量は、Sv(シーベルト)で表し、人体にごれだけ影響があるかを示します。吸収線量に、放射
線の種類、エネルギーなどによる影響の大きさを補正して求めます。ガンマ線、ベータ線の場合は、
1Gyは1Svと考えて差し支えありませんが、 アルファ線の場合は人体に与える影響が大きく同じ1Gy
でも20Svになります。
総じて、 雨がふっている状況で例えますと、どのくらい降ったかが、照射線量。どのくらい濡れたか
が、吸収線量。人体にどのくらい影響があるかが、線量当量、となります。
ちなみに、Bq(ベクレル)は、放射性物質の放射能の強さを示します。


---Wikipedia]


シーベルト(Sievert)は、生体への被曝の大きさの単位。記号はSv。SI単位系である。
呼称は、放射線防護の研究で功績のあったロルフ・マキシミリアン・シーベルトにちなむ。


シーベルトとグレイ


物質が放射線に照射された時、物質の吸収線量を示す単位がグレイ (記号Gy。定義J/kg) である。ただし、生体(人体)が放射線を受けた場合の影響は、受けた放射線の種類(アルファ線、ガンマ線など)により異なるため、吸収線量値(単位、グレイ)に放射線の種類ごとに定められた放射線荷重係数を乗じて線量当量(シーベルト)を算出する。


Sv=放射線荷重係数×Gy


放射線荷重係数WRは、放射線種によって値が異なり、X線・ガンマ線・ベータ線ではWR=1、陽子線ではWR=5、アルファ線ではWR=20、中性子線ではエネルギーによりWR=5~20の値をとる。
なお、SI単位系に切り替わる以前はレム (rem)が使われていた。1 Sv = 100 rem, 1rem = 10 mSvで換算できる




国際放射線防護委員会の勧告による放射線荷重係数


種類 荷重係数
X線、ガンマ線などの光子 1
ベータ線、ミューオンなどの電子 1
中性子10KeV以下 5
中性子10~100KeV 10
中性子100~2000KeV 20
中性子2000~20000KeV 10
中性子20000KeV以上 5
反跳陽子以外の陽子でエネルギーが20000KeV以上の物 5
アルファ線 20
核分裂片 20
重原子核 20


放射線防護とシーベルト


人体が放射線にさらされる事を被曝(ひばく)といい、人体は年間およそ2.4ミリシーベルト(世界平均)の自然放射線に常にさらされている。ごく微量の放射線では人体に影響を与えることはないが、大量の放射線は人体に有害である。特に、放射性物質を扱う環境にある人は、自分がどの程度の放射線を受けたのかを、常に厳密に管理しなくてはならない。その際に用いられる尺度の一つがシーベルトである。放射線を短期間に全身被曝した場合の致死線量は、5%致死線量が2シーベルト、50%致死線量 (LD50) が4シーベルト、100%致死線量が7シーベルトと言われている。200ミリシーベルト以下の急性被曝では、臨床的症状は認められていない。


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