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2013年7月31日水曜日

国境はない。

大気に国境はない。

中国政府は、大気汚染の原因となっているPM2.5と呼ばれる有害な粒子の平均濃度が、都市部で国の環境基準の2倍以上になっていることを公表し、急速な経済発展に伴って、大気汚染が深刻になっていることが改めて浮き彫りとなりました。

中国では、車の排気ガスなどに含まれるPM2.5と呼ばれる有害な粒子の濃度が、都市部を中心に高くなっていて、健康不安が広がるなど大きな問題となっています。
中国の環境保護省は31日、全国74の主要都市のことし上半期の大気汚染の状況を発表しました。
それによりますと、PM2.5の濃度は74都市の平均で、1立方メートル当たり76マイクログラムと、中国が定める年間の環境基準である35マイクログラムの2.2倍、WHOの指針の7倍以上に上っていることが明らかになりました。

福岡市のどへの影響調査
大気汚染物質のPM2.5が、高い濃度で観測された際の健康への影響について、福岡市が市民にアンケート調査した結果、のどにアレルギーのある人のおよそ30%が、のどの違和感を強く訴えていることが分かりました。
これはPM2.5などの被害防止策を検討している福岡市の検討委員会で市側が示しました。
それによりますと、ことし3月から5月にかけての5日間、PM2.5の大気中の濃度が、国の環境基準を上回った日と、下回った日の健康への影響について、福岡市内でアンケート調査を行い、1日平均で1400人余りから回答を得ました。
その結果、PM2.5の濃度が高い時に、のどにアレルギーのある人の30.6%が、のどの違和感の症状について「非常に重い」または「重い」と回答し、濃度が低い時と比べて25.1ポイントも高いことが分かりました。
一方、アレルギーのない人が、濃度が高い時にのどの違和感の症状が「非常に重い」または「重い」と回答した割合は、濃度が低い時と比べて6.7ポイント高い8.5%で、福岡市ではアレルギーのある人ほど、PM2.5の影響を大きく受けているとしています。

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