牛も、人も、内部被ばくしている・・・
10頭からも基準超のセシウム
7月9日 13時10分8日に福島県南相馬市から東京の食肉処理場に搬入された食用の牛11頭のうち、1頭の肉から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、東京都は、ほかの10頭からも暫定基準値を上回る放射性セシウムが検出されたと発表しました。
この問題は、8日に福島県南相馬市の生産者から東京・港区にある都の食肉処理場に搬入された食用の牛11頭のうち、1頭の肉から国の暫定基準値の1キログラム当たり500ベクレルを上回る2300ベクレルの放射性セシウムが検出されたものです。東京都では9日、ほかの10頭についても検査を進めた結果、10頭すべてから暫定基準値を上回る1530ベクレルから3200ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表しました。東京都は、これらの合わせて11頭の牛の肉について、食肉処理場の施設内に保管して流通しない措置をとりました。一方、東京都によりますと、同じ生産者からは5月に2頭、先月に3頭の、合わせて5頭の牛がこの食肉処理場に搬入されましたが、今回のような放射性物質の検査を受けなかったということで、すでに市場に流通した可能性が高いということです。この5頭の肉に基準を超える放射性セシウムが含まれているかどうかは分かっていませんが、東京都では販売先などについて追跡調査をすることにしています。
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