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2011年7月16日土曜日

食物汚染の拡散を防ぐには?

食物汚染の拡散を防ぐには、検査しかない



問題の肉牛 28都府県で販売

7月16日 4時26分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)
福島県浅川町の農家から出荷された42頭の牛の肉について、関係する自治体が流通経路を調べたところ、これまでに、東北から九州まで28の都府県の卸売業者やスーパーなどに販売されていたことが確認されています。
問題の稲わらを餌として与えられていた肉牛42頭は、4月8日から今月6日までの間に東京都、横浜市、千葉県、それに仙台市の4か所の食肉処理場に出荷されました。関係する自治体がその後の流通経路を調べたところ、これまでに、東京、千葉、神奈川、埼玉、群馬、栃木、茨城、山梨、新潟、長野、宮城、山形、岩手、秋田、福島、愛知、岐阜、三重、石川、福井、静岡、大阪、京都、兵庫、広島、愛媛、香川、福岡の合わせて28の都府県の卸売業者やスーパーマーケットに販売されていたことが確認されました。このうち、香川県と愛媛県にあるスーパーの5つの店舗では、124キロの牛の肉が販売されたほか、愛知県と秋田県、石川県のスーパーなどでも肉が消費者に販売された可能性があるということです。また、東京と山形県の卸売業者に保管されていた牛の肉からは、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されましたが、これまでのところ、消費者に販売されたケースは確認されていないということです。




シイタケからセシウム検出

7月16日 4時26分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)
福島県伊達市と本宮市の農家の農業用ハウスで栽培された原木シイタケから、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されたことが分かりました。これらのシイタケは、出荷制限の対象にはなっておらず、すでに東京や福島県内のスーパーなどを通じて流通しているということです。
基準を超える放射性セシウムが検出されたのは、伊達市と本宮市の農家の農業用ハウスで栽培された原木シイタケで、伊達市では国の暫定基準値のおよそ3倍に当たる1770ベクレル、本宮市では基準を僅かに超える560ベクレルでした。県によりますと、伊達市の農家からは、今月初めから12日までに、28キロが福島市のスーパーや地元の直売所に出荷されたほか、本宮市からは、今月2日から15日までに、129キロが東京の大田市場に出荷され、いずれもすでに流通しているということです。2つの農家は出荷制限の対象ではなく、県内で農業用ハウスの原木シイタケから基準を超える放射性セシウムが検出されたのは初めてです。福島県は、出荷した農家に対し、自主回収を進め出荷の自粛を求めるとともに、詳しい原因を調べています。

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