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2011年4月11日月曜日

埋立地は地盤が軟弱である


液状化“東京ドーム900個分”

4月11日 15時17分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)
先月の巨大地震では、揺れの強かった沿岸部などで地盤の液状化現象が起き、建物やライフラインなどに大きな被害が出ました。東京湾の沿岸で液状化現象が起きた地域は、少なくとも東京ドーム900個分に相当するおよそ4200ヘクタールに達していたことが専門家の調査で明らかになりました。
地盤工学が専門の東京電機大学の安田進教授は、先月の巨大地震で地盤の液状化現象が起きた東京湾の沿岸を調査しました。その結果、東京・江東区から千葉市にかけての地域だけでも、東京ドーム900個分に相当するおよそ4200ヘクタールで液状化が起きていたことが分かりました。液状化が確認された地域は、昭和41年以降に造成された比較的新しい埋め立て地に集中しているということです。千葉県浦安市や習志野市などでは、埋め立て地に広がる住宅街に大きな被害が出て、下水道などの復旧工事が急ピッチで進められていますが、液状化そのものを防ぐ対策工事はほとんど進んでいません。安田教授は「新しい埋め立て地は、液状化現象の原因となる地下水の水位が高く、そのままの状態では地盤が安定するまで100年以上かかる。今後、大きな地震が起きれば、再び液状化が起きるおそれがあり、地下水を抜いたり、地盤を固めたりする対策を進めていく必要がある」と指摘しています。

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