アップルのiPad用の液晶生産を契約したはず
シャープ 中小型液晶にシフト
6月2日 22時38分大手電機メーカーの「シャープ」は、液晶パネルを生産している三重県の亀山工場について、テレビ向けの大型パネルの生産を段階的に縮小し、需要の拡大が見込める、タブレット型の端末などに使う小型と中型のパネルの生産に切り替えることになりました。
シャープが生産を見直すのは、液晶パネルを生産している三重県亀山市の亀山第2工場です。現在行っているテレビ向けの大型パネルの生産を段階的に縮小する一方で、年内にもタブレット型の端末に使う小型と中型のパネルの生産に切り替える方針です。また、亀山第1工場でも今年度中にスマートフォン向けの小型の液晶パネルの生産を始める計画です。シャープが亀山工場の生産を切り替えるのは、テレビ向けの液晶パネルは韓国や台湾のメーカーとの競争が激しく、採算が悪化しているのに対し、スマートフォンやタブレット型の端末向けは需要の拡大が見込めるためです。亀山工場は他社に先駆けて大型の液晶テレビの生産に乗り出し、薄型テレビの市場の拡大を支えてきましたが、今回の生産の切り替えによって、その役割が大きく変わることになります。
0 件のコメント:
コメントを投稿