世論調査“ロムニー氏並ぶ”
6月8日 11時2分アメリカで来年秋に行われる大統領選挙について、共和党から立候補を表明した、前のマサチューセッツ州知事のロムニー氏に投票すると答えた人の割合が、オバマ大統領と並んでいることが、最新の世論調査で分かりました。背景にはオバマ政権の経済政策への根強い不満があるものとみられます。
アメリカABCテレビとワシントン・ポスト紙は、今月2日から5日にかけて、全米の1002人を対象に調査を行いました。それによりますと、まずオバマ大統領を支持するかどうかについて、「支持する」と答えた人は47%となり、「支持しない」の49%を下回りました。また、来年秋の大統領選挙で誰に投票するか尋ねたところ、今月2日に共和党から立候補を表明した、前のマサチューセッツ州知事のロムニー氏が大統領候補となった場合に、ロムニー氏に投票すると答えた人は47%に上り、オバマ大統領の47%と並びました。その一方で、共和党の大統領候補がロムニー氏以外だった場合には、いずれもオバマ氏が10ポイント近い差をつけてリードしています。今回の調査結果の背景には、先月の失業率が前の月に比べて悪化するなど、ここへ来てアメリカの景気回復のスピードが鈍っていることや、政府の財政の悪化が進んでいることから、オバマ政権の経済政策に不満が強まっているなかで、知事時代に増税をすることなく州の財政を立て直したロムニー氏への期待の高まりがあるものとみられます。
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