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上海ニューヨーク大学、世界から優秀な学生を募集

　中国の華東師範大学と米国のニューヨーク大学が共同で設立する大陸部初の国際大学・上海ニューヨーク大学が上海陸家嘴に近く落成し、全世界から優秀な学生を募集する予定という。学生のうち半分以上は中国人学生が占める見通し。上海華東師範大学の兪立中校長は12日、「ニューヨーク大学の代表団が3月下旬に上海を訪れ、上海ニューヨーク大学共同建設計画が正式にスタートする。上海ニューヨーク大学は、キャンパスが全面的に完成する2013年までに、大学院生共同トレーニングやハイレベルトレーニングなど各種プロジェクトを華東師範大で実施する計画だ」と明らかにした。

　兪学長によると、華東師範大とニューヨーク大には、長い交流の歴史があるという。両校教授による共同研究や対外中国語教師共同育成プロジェクト以外に、ニューヨーク大は2006年に華東師範大キャンパスに上海センターを設立、選抜された優秀な学部生が毎年、上海で一学期間学んでいる。華東師範大はニューヨーク大生のために、中国語や中国文化に関する専門講座を開設している。ニューヨーク大の教員も上海センターで、両校の学生に授業を行っている。両校で修得した履修単位は母校で認定される。

　第一期生18人を皮切りに、学期ごとに100人以上のニューヨーク大生が上海で学んでおり、その数は年々増え、華東師範大に留学したニューヨーク大生は累計700人以上に達している。

　1年以上にわたる協議を経て、2010年、上海ニューヨーク大学設立に関する2件の合意文書が取り交わされた。兪学長は、「国内外学校運営協力モデルにおけるひとつの新しい試みである上海ニューヨーク大学は、世界トップクラスの研究型大学の建設を目標としており、その模範的意義は極めて大きい」との見方を示す。同校は、世界から一流教員を招聘する計画で、華東師範大とニューヨーク大の教授も一部の授業を担当するという。（編集KM）

　「人民網日本語版」2011年2月14日