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2013年8月1日木曜日

世界へ謝罪せよ!

日本の首相経験者から出た発言は重大だ。


 【ラスベガス=藤えりか】「ナチズムの犠牲になった世界のすべての人々に対して謝罪が必要」「誰しも失言はあるが、政権内にいる元首相としては問題」。米ユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(本部・ロサンゼルス)のエイブラハム・クーパー副代表は7月31日、朝日新聞の電話インタビューで、麻生太郎副総理の発言を重ねて批判した。

 クーパー氏は「反ユダヤを意図した発言でないことはわかる。誰しも完璧ではない」と一定の理解は示した。だが同時に、「21世紀の民主主義にナチスの手口をもたらし、憧れを呼び起こそうというのはまったく理解できなかった。ナチスがいかに民主主義のプロセスを巧みに操ってきたかについても読み誤った」と非難。そのうえで「謝罪が必要なのはユダヤ人に対してのみではない。日本人や、ナチズムの犠牲となった世界のすべての人々に対してだ」と述べた。

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