食物循環である
福島市のかぶ 出荷自粛を要請
5月11日 8時21分福島市のかぶから国の暫定基準値を超える放射性物質が検出されたことが分かり、福島県は市内の生産者に出荷の自粛を要請しました。
厚生労働省によりますと、9日、福島市で採取されたかぶから放射性セシウムが国の暫定基準値となる1キログラム当たり500ベクレルを超える570ベクレル検出されました。福島市のカブは周辺の地域で基準を超える放射性物質が検出されたため、3月23日に出荷が制限されましたが、その後の検査で放射性物質の検出量が基準を下回ったため今月4日に制限が解除されていました。今回の検査結果を受けて福島県は市内の生産者に対して当分の間、出荷を自粛するよう要請しています。
茶葉から基準超の放射性物質
5月11日 19時15分神奈川県南足柄市で栽培されたお茶の葉から、国の暫定基準値を超す放射性物質が検出されました。神奈川県は、直ちに健康に影響を与えるレベルではないとしていますが、この春に県内で収穫され、すでに出荷されたすべてのお茶について、回収を要請しました。
神奈川県によりますと、9日、南足柄市で栽培されたお茶の葉を採取して、放射性物質について検査したところ、国の暫定基準値の1キログラム当たり500ベクレルを超す、570ベクレルの放射性セシウムが検出されました。神奈川県は、直ちに健康に影響を与えるレベルではないとしていますが、南足柄市とこの地域を管轄する「JAかながわ西湘農協」に対し、この春収穫されたお茶の出荷を当面、自粛するよう求めるとともに、すでに出荷したお茶の回収を要請しました。また、神奈川県内で栽培されたお茶は、産地名は表示せず、すべて「足柄茶」という商品名で販売されているため、神奈川県は、ほかの市町村で栽培されたお茶の葉についても、順次検査を行うとともに、お茶を扱っているすべての農協に対しても、今月6日以降に出荷した分の回収を要請しました。神奈川県によりますと、東京電力の福島第一原子力発電所の事故のあと、お茶の葉から基準値を超す放射性物質が検出されたのは、初めてだということです。また、神奈川県で生産された農産物から国の基準を超す放射性物質が検出されたのも初めてです。
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