“平和順位” 中東北アフリカ低下
5月31日 7時40分オーストラリアの研究機関が、世界の国がどれくらい平和か順位付けした報告書を発表し、混乱の続く中東や北アフリカ諸国が順位を大幅に落としているのが目立っています。日本は、去年に続いて3位にランクされました。
この報告書は、オーストラリアのシドニーに拠点を置く民間の研究機関「経済・平和研究所」が30日までに発表したもので、世界153の国と地域を対象に、紛争が発生する頻度や犯罪やテロ事件の発生率、近隣国との関係やGDPに占める軍事費の割合など23の項目を検討し、平和の度合いを指数化して順位付けしています。それによりますと、1位は常備軍を持たず、犯罪の発生率が低いアイスランドが去年の2位から順位をあげてランクされる一方、最下位には事実上の無政府状態が続くアフリカ東部のソマリアがランクされました。このほか、反政府勢力と政府側の部隊との衝突が続く北アフリカのリビアが143位と、去年の60位から大幅に順位を落としたほか、エジプトが49位から73位にバーレーンが72位から123位へ順位を落とすなど、混乱の続く中東や北アフリカ諸国が順位を大幅に落としているのが目立っています。また日本は、凶悪犯罪の発生が少なくテロが発生する危険性も低い点が評価される一方、北朝鮮や中国と緊張関係にあるなど近隣国との関係がマイナスの評価を受け、去年に続いて3位にランクされました。
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