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2011年5月22日日曜日

避難? いつまで?

避難という言葉は、どうしても、短期的に聞こえる

いつまで、避難すれば良いの?



川俣町 高齢者が集団で避難

5月22日 16時19分 動画あり twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)
福島県川俣町では、原発事故で一部の地区が計画的避難区域に指定されてから1か月の22日、高齢の住民たちが集団で福島市の旅館に避難することになり、出発式が行われました。
計画的避難区域になっている川俣町の山木屋地区では、乳幼児のいる世帯がすでに避難しているのに続いて、高齢者の59世帯96人が集団で避難することになりました。22日、地元の公民館で行われた出発式では、古川道郎町長が「このたびの避難は予想もしていないことでした。健康を守るということを真摯(しんし)に受け止めて避難を進めていきます」とあいさつしました。また、住民を代表して渡辺義明さん(74)が「自然豊かな山木屋から避難することは、本当に残念です」と声を詰まらせながらあいさつしました。このあと、住民たちは、町長らが見送るなか自家用車や大型バスなどに乗って、仮設住宅が出来るまでの一時的な避難先となる、福島市内の2つの温泉旅館に向けて出発しました。住民の避難は今月末までに終えることが求められていますが、これまでに避難したのはおよそ4割にとどまっているということです。避難する68歳の女性は「住み慣れた山木屋を出て行くことは考えられません。一日も早く、緑豊かな土地に帰りたいです」と涙を浮かべて話していました。

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